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元司書による読書備忘録ブログ。思ったことは全部書き、何様気取りの感想だったり平気でネタバレしたりします。
『メディエータ ゴースト、好きになっちゃった』  メグ・キャボット
2007-11-19 Mon 12:23
ゴースト、好きになっちゃったゴースト、好きになっちゃった
メグ・キャボット

理論社 2005-04
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 小さい頃から霊が見れて触れるスーズは、死んだ人の心残りを全うしてあげる「メディエータ」という役割りを担っていた。母親の再婚でカリフォルニアに来たものの、彼女の部屋にはジェシーという150年前に殺された青年が取り憑いている。「メディエータ」として、ジェシーの抱える物を解決しないといけない。しかしスーズは、そのジェシーを好きになっていた。
 そんなある日、義父が庭から奇妙な箱を掘り起す。その日の晩、ジェシーの元婚約者マリアの幽霊が脅しに来た。ジェシーはなぜ殺されたのか、どうして成仏できないのかという謎を抱えたまま、スーズはマリアと戦う決意をする。
 「好きになっちゃった」というタイトルのような女々しさは少なくて、スーズが普通の女の子の感性そのままに事件を乗り越えていくのが非常にかっこいい。好きな人のことで悩んだり妄想で舞い上がったりしつつ、ジェシーの前では気のない素振りで意地を張ったり。悪霊と戦う時はファッションにも気を配る。それでいて、戦闘は拳やら蹴りやら目潰しやらと、意外と肉弾戦だったりとか。スーズがこんなだから、話そのものが軽快に進んで面白かった。
 読んでて何度も思ったんだけど、これって何かの続編のような気がする。以前の出来事の書かれ方とか、前に少なくとも1冊は別の話がありそう。読んでる途中でざっと調べた時にはわからなかったけど、改めて調べるとやっぱこれ続編だった。なんと、著者名が「ジェニー・キャロル」と違ううえに装丁がこれ。

メディエーター―霊能者の祈り (集英社文庫)     メディエーター 呪われた転校生 (集英社文庫)

 あー、これ検索するたびに引っかかってたわ~。訳者も出版社も違うって、これじゃわからんわなぁ。雰囲気違いすぎ。話はわからなくはなかったけど、何かしっくりこなかったんだよなぁ。というわけで、読み進めないで後退しないといけない。対象はティーンズだけど面白かったんで、ぜひ前にも進みたい。
 この2冊の後に

メディエータZERO episode3 (3)

が来て、この『ゴースト、好きになっちゃった』は4巻目にあたるようだ。
 つまり集英社は1~2巻を出してそれっきり。3巻は置いといて、理論社は4巻から出した。理論社はそのまま5巻・6巻と出して完結してから、改めて1~3巻を「メディエータZERO」として出したようだ。
 ややこし・・・。
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『ティーン・アイドル』  メグ・キャボット
2006-07-21 Fri 21:46
ティーン・アイドルティーン・アイドル
Meg Cabot 代田 亜香子

理論社 2005-11
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 アメリカの高校を描いた中高生向けの小説。主人公のジェニーが通う高校に、人気アイドルのルークが役作りのためにお忍びで転校してきた。先生から信頼の厚いジェニーは、他の生徒に彼がアイドルだとバレないように世話をするように頼まれて大変っていう話。
 日本の高校とは違った感じではあるけど、それなりに共感できる世界だった。設定が理解できた辺りで展開は読めたのに、それでも面白く読めた。アメリカでは人気の作家さんらしいけど、やっぱ力のある作家ってオーソドックスにまとめた作品でも面白く書けるもんなんだな。
 最後の最後、恋愛が絡んだ辺りはちょっと驚きの展開。そうでもないのかな?書評サイトを見ると、結構「思ったとおりすぎ」みたいな物もあったから、そうでもないんだろうか。私は恋愛物の本はあまり得意ではないから、展開を読むのが下手なのかもしれない。
 中学生でも早熟な子は面白く読めると思うけど、明らかに女の子にしか楽しめない話になってたのがちょっと疑問。でも、読んでて楽しかった。今度は同著者の『メディエータ』を読んでみたい。
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