元司書による読書備忘録ブログ。思ったことは全部書き、何様気取りの感想だったり平気でネタバレしたりします。
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『朝びらき丸東の海へ-ナルニア国ものがたり3』  C.S.ルイス
2006-02-26 Sun 19:33
朝びらき丸 東の海へ (ナルニア国物語)朝びらき丸 東の海へ (ナルニア国物語)
ポーリン・ベインズ 瀬田 貞次

岩波書店 2005-07-09
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 ナルニア国ものがたりシリーズ3冊目。今回、ナルニアの世界に行くのは次男のエドマンド、次女のルーシィと、いとこのユースチス。ナルニアの王となったカスピアンと共に、東を目指す航海をする。
 1巻と2巻は「戦争」だったけど、今回は「冒険」。親戚の家から突然ナルニアの海に引き込まれた3人は、カスピアン王の船に引き揚げられる。カスピアン王は、ナルニアのミラース王時代に東の海を探検する口実で追い払われた7人の卿を探す旅の最中だった。エドマンドとルーシィは嬉々として、ユースチスは嫌々ながら、この旅に同行することになる。
 その旅でユースチスが竜になってしまったり、何でも金に変えてしまう川を発見してカスピアンが国益にしようとしたり、「のうなしさん」達のためにルーシィが魔法使いの本を覗き見に行くなど、それぞれ心の内にある醜さを垣間見る事件があるのが印象的。ユースチスは途中まで独善的な嫌な奴だったんで、お約束にも精神的に成長した。エドマンドは過去に大きな罪を犯してアスランに赦された身だから、この巻ではわりといい子。
 今回アスランは、彼がルーシィ達の世界でも存在すると教える。ただ、違う名前で呼ばれるそうだ。それが誰なのかはこの本では教えないけど、誰のことを指すのかは有名な話だというのは前知識で知っていた。読む前は大して気にならなかった事柄だったけど、ここまで読んでそんなこと言われると知りたくなってくる。全巻読めばわかるかなぁと思ってたけど、私は誘惑に勝てずにインターネットで調べてしまった。なるほどねぇ。言われてみれば。って、こういうやり方って良くないんだろうなぁ。
 アスランによると、ルーシィたちはもうナルニアには来れないんだそうだ。成長しすぎたんだって。大人の読者としては悲しい決まりごとだ。とはいえ、次の巻でもルーシィたちが登場するという調べはついてる。って、大人って楽しみを先にとっておくことができないんだなぁとしみじみと情けなくなってしまう。
 1952年出版。アマゾンの画像は新装版。
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