元司書による読書備忘録ブログ。思ったことは全部書き、何様気取りの感想だったり平気でネタバレしたりします。
『予知夢』  東野 圭吾
2006-03-06 Mon 21:35
予知夢予知夢
東野 圭吾

文藝春秋 2000-06
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 『探偵ガリレオ』の続編。続編って言っても話は一話完結の短編集。草薙刑事が不思議な事件に遭遇するたびに物理学者の湯川助教授に相談し、というパターンは前回と同じだった。前回よりも事件の不思議さが増したかな?というかオカルト的。それを科学的に解明するところが面白い。
 今回は、
16歳の少女を17年前から知っていたと言う男がストーカーする「夢想る(ゆめみる)」。
殺された女性が殺害時刻に、別の場所にいた恋人に姿を見せた「霊視る(みえる)」。
主婦が失踪した夫を探しすうちに、毎日同じ時間に振動する家にたどり着いた「騒霊ぐ(さわぐ)」。
父親が殺害される前夜、父親の側で火の玉を見た「絞殺る(しめる)」。
自殺した女性の向かいのマンションに住み、前日に自殺した姿を見たと言う「予知る(しる)」
の5編。
 相変わらず湯川さんはさくっと解決し、そのぶんさらっと読める。面白いんだけど、東野圭吾さんの作品だと思うとイマイチだなぁ。彼ならもっと、ぐいぐい読ませる作品を書いてくれそうなイメージがあるんだけど。事件のトリックは面白いんだけど、そっちに力を注ぎすぎたような感じがする本だった。
 ずっとそう重いながら読み進めたけど、5話目の「予知る(しる)」の最後のシーンが良かった。結局どうなったんだろうなーっと。
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