元司書による読書備忘録ブログ。思ったことは全部書き、何様気取りの感想だったり平気でネタバレしたりします。
『大人の知らない子どもたち-ネット、ケータイ文化が子どもを変えた』  今 一生
2006-07-17 Mon 23:36
大人の知らない子どもたち―ネット、ケータイ文化が子どもを変えた大人の知らない子どもたち―ネット、ケータイ文化が子どもを変えた
今 一生

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 私は「子ども」じゃないし、ネット始めたのも大人になってからだけど、ただ、ネット依存だろうなと思う子をパソコン越しに見たことは多い。会話したこともある。共感するつもり全くなかったから、上から目線だったけれども。
 たまたま見かけた本だけど、ああいった子たちって文化人から見たらどんなもんかと思って読んでみた。
 HPで「精神科医から薬を大量にもらえる方法」とかをどんどん紹介して自殺願望を持つ子達からの人気を得てるうつ病の人の話やら、プチ家出でネットの知り合いのアパートに転がり込んだ少女が体の関係を求められても拒めないとか、メル友を作るから学校の友達を大切にする必要性を感じられないで人間関係が希薄になっていってるとか、そんな内容。
 そういう人達と直接連絡を取り合って、信頼を勝ち得たという武勇伝も少々。その部分が余計な気がするな。「少年少女を一人でも多く救おうと頑張ってる自分」の表現が、全体的に大袈裟だ。
 うーん、教育に携わってるわけでもなく、子供がいるわけでもない私には、緊迫した問題として捉えることができなかったみたい。
 でまあ、結論は、「ネットやケータイは無法地帯だから、子どもに簡単に与えるのは良くない。与えるなら親の管理下で」みたいな。でも最近の監視できるケータイには反対派。なんだかなぁ・・・。
 現状を自分の目で見て、問題を抱える少年少女を一人でも多く救おうとする姿は、『月刊生徒指導』という雑誌に連載されていたことを考えるとまあ頷ける。でも、ネットやケータイを子どもから遠ざけるのは時代にそぐわないと思うな。モラルとかリテラシーの問題と思うけど。
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