元司書による読書備忘録ブログ。思ったことは全部書き、何様気取りの感想だったり平気でネタバレしたりします。
『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団 ハリー・ポッターシリーズ5』  J.K.ローリング
2006-07-17 Mon 20:22
ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団 ハリー・ポッターシリーズ第五巻 上下巻2冊セット(5)ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団 ハリー・ポッターシリーズ第五巻 上下巻2冊セット(5)
J. K. ローリング

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 最新のやつではなく、1年前に出た5巻をやっと読んだ。最近のハリポタって上下巻だけど、佳境に入るまでがだらだらし過ぎて無駄に長い気がする。
 ハリポタ読んでていつも思うんだけど、イギリス人ってデリカシーないな。不遇のハリーをあざ笑ったり、危機一髪だったのに馬鹿にしたり。最初はマルフォイという根性曲がりなライバルとその仲間だけだったのに、最近のシリーズでは村八分。ハリーが英雄的偉業を成し遂げて、わーっと喝采浴びても次の巻ではまた何かが起こって村八分になっている。ハリーのカリスマがなさすぎるんだろうか。また、ハリーを敵視している教師、スネイプの大人気なさも気になる。
 今回の村八分はひどかった。学校だけなら「子供って残酷」といったところだろうけど、メディアやら行政に関わる人も大人気ない。大人の読み手としては、この辺りに子供騙しを感じる。
 それと、ロンの存在意義って何だろうか。仲良し3人組で、ハーマイオニーは秀才タイプ、ハリーはクディッチという謎スポーツの天才プレイヤー、そして英雄の役どころ。ロンは?勉強もダメ、本番にも弱いし、女の子にももてないし、周囲と一緒になってハリーを村八分という卑怯っぷりも見せてくれた。ロンより、ロン兄の双子の方が魅力あるキャラクターのように見えるんだけどな。1巻では3人ともそれぞれ活躍するシーンがあったのに、最近ではロンだけ愚鈍に書かれている。そのくせ寮の監督生になるという疑問。わからないよ、ローリングさん。
 とはいえ、さすが人気の本。話が進展し始めると面白い。児童書なのに結構残虐なこともちらっと書いてあったりする。変に優しい表現にして緊迫感を損なうようなことはしないっていうのはいい。
 ハリポタは7巻で終わりらしい。既に6巻が出ているから、多分来年辺りに終わるんだろう。4巻で、ライバル(セドリックだっけ?)がハリーの身代わりとなって死に、5巻では両親のいないハリーが親代わりと慕うシリウスが死んだ。6巻ではダンブルドア校長が死ぬらしい。ローリングさん、7巻ではハリポタ仲良し3人組の中の誰かが死ぬっぽいことを言っていた。
 私は中心人物が死ぬ本や映画が好きじゃない。そして、最後に主人公が死ぬ話は最も嫌い。この人気小説がどんな終わり方をするのか、ローリング初作だからこそ気になる。
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