元司書による読書備忘録ブログ。思ったことは全部書き、何様気取りの感想だったり平気でネタバレしたりします。
『影との戦い-ゲド戦記1』  アーシュラ・K.ル・グウィン
2006-08-03 Thu 13:12
影との戦い―ゲド戦記 1影との戦い―ゲド戦記 1
アーシュラ・K. ル・グウィン

岩波書店 2000
売り上げランキング : 145047
おすすめ平均

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

 いつか読みたいと思ってた有名ファンタジーだけど、もたもたしてるとジブリの映画化の話が持ち上がり、さらにもたもたしてると映画が始まったっぽい。
 魔法使いの素質を持って生まれたハイタカ(=ゲド)は、より多くのことを知るために魔法使いの学校へ入った。成長の早かったハイタカは自分の力を過信して禁じられた呪文を唱えてしまう。その結果、死の国から「影」を呼び出してしまい、大きな犠牲を強いられるという話。
 最近のファンタジーはエンタメ性が強いけど、やっぱ昔のファンタジーは深い。独自の世界設定がしっかりして揺るぎないし、主人公の孤独や葛藤、自分との戦いなんかがずっしりと描きこまれている。
 そういえば、最近のファンタジー文学って主人公がいい子ちゃんすぎるな。ハリポタ、ダレン・シャンもそうだし、エミリー・ロッダ、ラルフ・イーザヴなんかが書く主人公達もヒーローテイストが強すぎる。嫌いじゃないけど、ファンタジー文学の単調さが濃くなってきてる気がする。
 この世界での人間は、本当の名前を隠す。また、物や動物にも真の名前がある。真の名前を知ることができればその人や物を支配することができる。ということになってる。要は「真実を見極めろ」ってことなんだろうけど、深いよ、グウィン女子・・・。この本を読んで、一番気に入った部分だった。
 『ゲド戦記』は『指輪物語』『ナルニア国ものがたり』と並ぶ、世界三代ファンタジー。『指輪物語』は一応読んだけど、『ゲド戦記』は読み始めたばかりだし、『ナルニア国ものがたり』はまだシリーズの半分くらいしか読んでない。できれば世界三代ファンタジーを制覇したい。
別窓 | [海外の作家]海外 その他の作家 | コメント:0 | トラックバック:0 |
<<『こわれた腕環-ゲド戦記2』  アーシュラ・K.ル・グウィン | よむよむ記 | 『人は見た目が9割』  竹内 一郎>>
この記事のコメント
コメントの投稿
 

管理者だけに閲覧
 

この記事のトラックバック


| よむよむ記 |