元司書による読書備忘録ブログ。思ったことは全部書き、何様気取りの感想だったり平気でネタバレしたりします。
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『レヴォリューションNo.3』  金城 一紀
2007-10-21 Sun 11:11
レヴォリューションNo.3レヴォリューションNo.3
金城 一紀

講談社 2001-09-30
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 ずっと前に読んだ『フライ、ダディ、フライ』の登場人物が活躍する本で、本来ならこっちを先に読むべきだった本。やっと読めた。久々にエンタメ系読んだんだけど、やっぱ単純に楽しめるのはいい。
 1話目は、おちこぼれ男子高に通う主人公は「ザ・ゾンビーズ」と命名した仲間達と、近隣にある女子高の文化祭に潜入してナンパをする計画を立てる。チケット制で警備が厳しいその高校に過去2年潜入を成功させいるが、今年はどうするかという馬鹿らしいけど楽しい話。
 2話目は、「ザ・ゾンビーズ」全員で死んだ友人のお墓がある沖縄に行く予定を立てる。その矢先、旅費を預かった少年が恐喝で全額取られてしまった。新たに旅費を稼ぎつつ、できれば犯人を探してお金を取り返したいと全員で協力する。
 3話目は、前の2話よりちょっと前という設定の話。ストーカーに狙われる女子大生から主人公がボディガードを頼まれる。そのために殺されそうになり、警察に頼らないで犯人を探す決意する。
 学園物とか友情物とか括ると古典的でつまらない響きだけど、特色ある登場人物と軽快な文章・展開が絡んで面白い。そこに、学歴社会、友人の死、人種差別というダークな部分が少しずつ混じって、お馬鹿過ぎない所がいい。『フライ、ダディ、フライ』をもう一回読みたくなったな。
 ところで『フライ~』はシリーズ2作目だけど、時系列で言うと『レヴォ~』より前。『レヴォ~』が好評だったけど、「ザ・ゾンビーズ」の中枢を病気で死なせてた上に主人公達は卒業までしちゃったから、前に進めないで後ろに進んでないか?こういう無駄な深読みして釈然としない気持ちを抱いてしまうような・・・。何も考えないで読んだ方が絶対楽しめるのはわかってるのに、何でこんな嫌な事考えてしまうんだろうか。
 でも読んでて楽しい本であることは確かだから、3作目の『SPEED』も是非読みたい。
 あとこれも蛇足だけど、この人って文章はあんまり上手じゃない気がする。不快なほどじゃなくて、他の人気作家と比べると劣るってくらいだけど。特に、比喩表現を多用っぷりにうんざりする。それを凌駕する作品の面白さとテンポの良さがあって楽しく読めるからいいんだけど、ちょっと気になった。

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