元司書による読書備忘録ブログ。思ったことは全部書き、何様気取りの感想だったり平気でネタバレしたりします。
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『アヒルと鴨のコインロッカー』  伊坂 幸太郎
2007-05-18 Fri 11:11
アヒルと鴨のコインロッカー (ミステリ・フロンティア)アヒルと鴨のコインロッカー (ミステリ・フロンティア)
伊坂 幸太郎

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 現代の「椎名」と、2年前を語る「琴美」の視点が交互に描かれている。
 大学入学のために一人暮らしを始めた椎名は、アパート入居したその日に同じアパートに住む河崎という男から書店強盗を持ちかけられる。優柔不断な椎名は断れず、言われるがままに見張り役をする羽目になった。
 琴美の方は街で続発するペット誘拐虐殺事件の犯人達が楽しそうに話してるのを聞いてしてしまい、逃げる際に定期券を落としたためにどんどん危険な状況に追い込まれていく。
 この小説が目指してるところがなかなか明かされないけど、2つの話がクロスした途端に色んな符号が合った。理解してからは一気に読み、随所にあった伏線をどんどん思い出す。時空を越えたエンディングを迎えた瞬間に、もう一度最初から読みたくなった。もう一度読むと、ああこれがあれねって感じで納得しながら読めてまた楽しい。
 読んでてイライラしたのが琴美の行動力のなさ。犯人達に何度も襲われそうになってるのに、なかなか警察に行かない。勧められても警察に行かない理由が上手く読み取れなかったけど、「なんとなく」だと解釈していいんだろうか?だとしたら動物好きを名乗る資格はないし、動物虐待して遊んだ人達の次に最低だと思う。動物虐待の罪は軽いから報復を恐れたんだろうか?そうだとしても、我が身かわいさを優先させてることになる。
 琴美が好きになれなくて、私はこの物語の魅力を充分に堪能することはできなかったかもしれない。
別窓 | [あ行の作家]伊坂 幸太郎 | コメント:0 | トラックバック:0 |
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