元司書による読書備忘録ブログ。思ったことは全部書き、何様気取りの感想だったり平気でネタバレしたりします。
『SPEED』  金城 一紀
2007-05-25 Fri 11:39
SPEED (The zombies series)SPEED (The zombies series)
金城 一紀

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 「ゾンビーズシリーズ」第3弾。事件の時期で言うと、『レヴォリューションNo.3』の最後の方、沖縄旅行の直前に起こった出来事らしい。
 今回はの主人公は女子高生。大好きな家庭教師の先生が飛び降り自殺をしたことに疑問を持って調べようとしたところ、男3人組みに襲われそうになる。そこに居合わせたいつものメンバー、南方、萱野、朴、山下が彼女を助け、飛び降り自殺の真相を調べることになった。
 何だかありきたりなヒロイズムだけど、オーソドックスこそ面白い。特に今回は、シリーズ中一番各々のキャラが立ってて面白かった。まあ多少ワンパターンな気がしなくもないけど、それでもやっぱり最後はスッキリ終わってくれる。エンタメはそういうのが一番だ。
 ところでこの作者、いつも朴君をめちゃめちゃかっこ良く書く。「朴」という苗字通り、在日韓国人の人だ。頭脳の南方、美形情報屋のアギー、不運を背負う可愛い系の山下とかいるけど、どう見ても朴が一番かっこいいんだよね。妙に目立ってるなぁと思ってたけど、そういや作者の苗字って在日が多いんだっけ?なるほど。

 ところで最近、こういうお馬鹿な高校生活もいいなぁと思うようになってきた。私が通ってた高校は進学校なんだけど、元々頭がいい人が通うっていうより、並より上の人達が行って型にはまった教育を施されるようなとこ。勉強と一部のスポーツ以外の出る杭は、教員達が率先して打つ。認められた部活以外のスポーツが上手くても、打たれる。
 私はそこで成績は下の上。お馬鹿なことをする権利なんてあるはずもなく、目立たないように3年間過ごした。今になって、10代の頃にもっとハジけたかったなぁと思う。
 でもまあ、私の場合は大学卒業してからわりと好き勝手やってるから、そこまで激しい後悔はないな・・・。卒業後の仕事もボチボチ程度の物だったし、親元だったから時間の自由も多かったし、結婚もそう早くはなかったし。ただ、それはやっぱ20歳過ぎてのこと。高校生の頃に色々経験してると、今はもっと視野が広かったかなぁと思う。
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