元司書による読書備忘録ブログ。思ったことは全部書き、何様気取りの感想だったり平気でネタバレしたりします。
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『ZOO』  乙一
2007-05-29 Tue 11:57
ZOOZOO
乙一

集英社 2003-06
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 乙一の本は全部実家に置いてきたんで、図書館で借りてみた。この『ZOO』は私の乙一好きの原点だ。
 初めて読んだ時は、何て胸くそ悪い話が詰まってるんだろうと鬱々としながら読んだ。「世にも奇妙な物語」みたいに、暗くて不気味で到達点がわからない話ばっか。でも半分くらい読んだ所でふと、この作者ってこんなに次々と不思議ワールドを生み出すってすごいんじゃないだろうかと思って、それから乙一に夢中になった。
 今回は何度目かの再読。何度も読んだ本だから今さらじっくりは読めないで、かなり読み飛ばしてしまった。でもやっぱ乙一の文章の孤独でクールな感じ私は好きだ。
 この本の中で特に好きなのは、「SEVEN ROOMS」と「神の言葉」だ。って、これって2大グロ話だな。でも、この2話が一番怖くて面白かった。
 他の話ももちろん好きだけど、表題作の「ZOO」はそれほど好きじゃない。奇妙さが物足りないというか、意外性が少ないというか。あとは好き。

 乙一本はこの本が初めてで、もう少しこの作者の作風を知りたくなったんで、次に読んだのは『GOTH』。乙一作品の中でも上位にランクインするほどの代表作。2作続けて当たりを引いた私は、それから乙一が好きになったんだよなぁ。色々思い出して、懐かしさを感じた読書時間となった。
 前に感想を書いたのは4年前だけど、あの時は図書館でこの本を借りていた。で、あの後2回くらい読み返した。図書館に返却してからも時々ふと、この本を読んだ後の余韻が続いて不思議でならなかったんだよね。で、他の作品とか読んで、乙一に魅了されちゃった今に至る。もちろん手に入る本は全部買ってる。あ、最近の『ファウスト』(講談社)は買ってないけど。



2003.08.30
 短編集。
 読み始めてすぐ、気分が悪くなってきた。すごい気持ち悪い話が詰まってる・・・と思いながら読んだ。最初の「カザリとヨーコ」といい、2話目の「血を探せ!」といい、その後の話も、なにこの不思議な世界の冷静な気持ち悪さは。そう思いながら読み進め続けているうちにふと、こんな不思議な世界をこんだけ書けるこの作者はすごいんじゃないかと思い始めた。しかもどの話もラストに捻りが利いている。
 読み終えてからも余韻が続いて、もう一回読んでみた。そしたら作話の細かさに気付いてまた驚いた。面白いかもしれない、これ。短編ってすぐ終わって読み足りないから、私はあんまり好きじゃない。でもこの本に入ってる作品は、どれも短編でしか考えられないくらい短いページにきっちり収まっている。絶妙な展開に絶妙なエンディングで、これ以上長くてもきっと面白くない。
 なんか、うーん・・・。難しいな、この作品の評価は。
別窓 | [あ行の作家]乙一 | コメント:1 | トラックバック:1 |
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先日は、ありがとうございました。
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2009-03-11 Wed 04:34 | URL | 藍色 #-[ 内容変更] | top↑
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2009-03-11 Wed 04:31 粋な提案
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