元司書による読書備忘録ブログ。思ったことは全部書き、何様気取りの感想だったり平気でネタバレしたりします。
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『沙門空海唐の国にて鬼と宴す 巻ノ一』  夢枕 獏
2007-07-07 Sat 12:38
沙門空海唐の国にて鬼と宴す 巻ノ1沙門空海唐の国にて鬼と宴す 巻ノ1
夢枕 獏

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 空海が密教を学ぶために唐に行った時の話に不思議事件を絡めてフィクションにしたもの。空海が遣唐使として行った唐では、呪詛が絡んだ不思議な事件が起こっていた。空海は着いて早々に天才っぷりを発揮していたが、次第に一連の事件に巻き込まれていく。
 空海にくっついて歩いていたのは、一緒に遣唐した橘逸勢。「空海、空海」とついて回るけど、天才の空海に比べると橘逸勢は秀才レベル。空海と橘逸勢の関係があの「陰陽師」シリーズと全く同じで、一方をちょっとマヌケに書くことでもう一方の天才っぷりを際立たせるこの手法にはちょっとうんざり。
 キャラはつまらなかったけど、話自体は面白かった。歴史上の人物がボコボコ出てきて楽しい。空海・橘逸勢はもちろん、玄宗皇帝とか楊貴妃とか、李白とか阿倍仲麻呂とか白居易とか。
 ただ中国人は本名とは別に字があって、これがまた覚えにくい。李白と白居易を何度間違えたことか。また、当時の唐の事情から、色んな国の人が出てきてややこしい。人間関係も結構複雑だし、誰が誰だかわからなくなってきて途中からフィーリングで読んでた。
 「陰陽師」シリーズは一話完結の短編集だったんでこの本もそうだと思ってたんだけど、これは1冊が500ページ(厚さ5cmくらい)近くあるのに続き物。全4巻だったと思うけど、ちとダルいな。
 空海が遣唐した年の60年前に起こった安史の乱が絡んでくるっぽくて、面白そうだとは思うから続きは読みたい。楊貴妃はあまり好きじゃないけど、案史の乱の裏話みたいなストーリー展開になりそうで楽しみにしてる。
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