元司書による読書備忘録ブログ。思ったことは全部書き、何様気取りの感想だったり平気でネタバレしたりします。
『薔薇の鬼ごっこ』  末永 直海
2007-07-10 Tue 00:58
薔薇の鬼ごっこ薔薇の鬼ごっこ
末永 直海

河出書房新社 1997-01
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 この作家のデビュー作であり、自分の体験を描いたノンフィクション。キャバ嬢時代の人気至上主義主義の中で、体の関係を持たないままでいかにお客に何度も通わせるかを、「届きそうと思わせて届かせてはいけない鬼ごっこ」に例えて描く。第三回蓮如賞を受賞。
 この人、小林よしのりのかつての秘書。『ゴーマニズム宣言』で「ピャーポ」として登場してくる女性だ。私は「新」の方から読み始めてて、「新」では秘書変わってるからこの人はあんまり知らないんだけど。
 この小説の宣伝っぽいのが『新・ゴーマニズム宣言』の中で何度も出てから、図書館で見かけてサクッと読んでみた。全く期待してなかったけど、結構良かったと思う。内容は薄いのに、妙に表現力があって読んでしまう。フィクション小説の方も読んでみようかなって気にさせられた。
 あとがきが小林よしのりだったことにちょっとビビる。彼は人間そのものが異色だから、何も知らないで読んだ人は引くんじゃないかな。気にしすぎかな?でも、さすがに上手い書き方してあった。
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