元司書による読書備忘録ブログ。思ったことは全部書き、何様気取りの感想だったり平気でネタバレしたりします。
『PISS』  室井 佑月
2007-07-31 Tue 15:38
Piss(ピス)Piss(ピス)
室井 佑月

講談社 1999-09
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 我が家は朝のワイドショーは特ダネ派。彼女のコメントのいい加減さは置いといて、ちょっとくらい読んでみようかと思って借りた。
 クレイジーな性を描いた6話の短編集。

 「Piss(ピス)」:好きな男性のために風俗で働く女性の話。1行目からスカトロで、ちょっと引く。最終的には騙されて捨てられるけど、こういうのって騙す方も騙される方も悪い気がする。
 ところでこういうお店って、1回でいくらで自分の取り分はどれくらいなんだろうな。

 「ぎんの雨」:男に捨てられたホステス嬢が若い浮浪者を拾って一緒に暮らす話。病んでるとしか言いようがない。

 「鼈のスープ」:女癖の悪い男と暮らす、女優志望の女性の話。オーディションの辺りの話は、ありがちなんだろうけどやっぱ汚いと思う。

 「竜神家の女」:二十歳の誕生日に死ぬことが決まっている一族の女性の話。身奇麗にし、友達を呼んで一人ひとりの心にしがみつく様に一言残していくのが気持ち悪い。

 「もう二度と会わないが、いつまでもおれはおまえの味方だよ、木村」:ヒモの男が同棲相手を妊娠させ、ゴタゴタする話。これもまあ、汚い話だった。

 「退屈な話」:人気芸能人の男性が、バーで渡された女性をマンションに連れて帰る。最終的には精神を病んでた話なんだけど、これはちょっと面白かったかな。

 全体的にぐちゃぐちゃした男女の話で、読んでて楽しくも面白くもない。ただ、文章は上手いと思った。こういう風にしか生きられない人間の切なさみたいなのが感じられる。そういうとこが評価されてるんだろうか。まだこの本しか読んでないから、よくわかんないけど。
 でも私はこういうのは苦手かな。
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