元司書による読書備忘録ブログ。思ったことは全部書き、何様気取りの感想だったり平気でネタバレしたりします。
スポンサーサイト
-------- -- --:--
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

別窓 | スポンサー広告 |
『バッテリー』  あさの あつこ
2007-08-05 Sun 19:09
 
バッテリー (教育画劇の創作文学)バッテリー (教育画劇の創作文学)
あさの あつこ

教育画劇 1996-12
売り上げランキング : 107766
おすすめ平均

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

 数年前にベストセラーになった児童向け野球小説。噂には聞いていたけど、なにこれ、すごく面白い。
 主人公の巧は少年野球で脚光を浴びた速球ピッチャー。中学に上がる直前に母親の故郷に引っ越した巧は、力強いキャッチャー豪と出会う。
 また、虚弱な体質ながら鋭い感性を持っている巧の弟の青波が意外な強さを見せ始め、今後どう成長していくのかが楽しみ。
 この著者は、嫌な大人の描き方も上手い。虚弱な青波ばかり構い、巧はどうしても二の次になっている母親。仕事ばかりの父親。子供をポケベルで管理する江藤の母親。豪に野球を止めさせてくれと巧に頼む豪の母親。こういう野球とは関係ない所からの圧力で息苦しさを感じる巧。
 これらの設定を「ありきたり」に感じさせない力強さと繊細さが、この本にはあった。
 しかし改めて人物像を考えてみると、つい先日まで小学生だったとは思えない連中だよなぁ。巧の孤高さとか、豪の懐の広さとか。これくらいの歳の男の子ってもっとアホ全開だと思うんだけど。
 この本、6巻まである。噂では、先輩や先生なんかとの軋轢もあるとか。そういう話って苦手なんだよなぁ。集団に埋没させられそうになったりとか、型にはめられそうになったりとか。でも児童文学だから、借りられさえすればサクサク読めてエンディングまで行けるだろう。頑張って最後まで読みたい。
別窓 | [あ行の作家]あさの あつこ | コメント:0 | トラックバック:0 |
<<『さいはての島へ-ゲド戦記3』  アーシュラ・K.ル・グウィン | よむよむ記 | 『PISS』  室井 佑月>>
この記事のコメント
コメントの投稿
 

管理者だけに閲覧
 

この記事のトラックバック


| よむよむ記 |
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。