元司書による読書備忘録ブログ。思ったことは全部書き、何様気取りの感想だったり平気でネタバレしたりします。
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『メディエータ2 キスしたら、霊界?』  メグ・キャボット
2009-01-26 Mon 11:31
メディエータ〈2〉キスしたら、霊界?メディエータ〈2〉キスしたら、霊界?
Meg Cabot 代田 亜香子

理論社 2005-06
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 スーズは夏休みに、強制除霊されそうになったジェシーを助けるために足を踏み入れた「あの場所」の悪夢でうなされる毎日を送っていた。ところが夏休みが終わって高校3年に進級した初日、ジェシーを強制除霊しようとしたポール・スレーターが転校してきていた。あっという間に女子生徒からの人気を集めたポールは、彼を嫌悪するスーズに付きまとう。自分達の力について真実を教えると言ってきたポールに、スーズも話を聞かざるを得なくなる。
 一方ジェシーは、前回の事件でのキス以来スーズを避けているようだ。やっと自分の気持ちを打ち明けられると思っていたスーズはがっかりし、ポールのことを打ち明けられなくなる。

 これの前の巻に当たる「ゴースト、好きになっちゃった」を知らずに一番最初に読んで、シリーズ本だったことに気付いて最初から読んできた。やっと前に進めると思ってたのに、1年以上前に読んだ「ゴースト、好きになっちゃった」の内容がうろ覚えだなんて残念すぎる記憶力。メグ・キャボットさんが要所要所で前作を掘り返しながら書いてくれてるから意味がわからないってことはなかったけど、そーいやそんな事もあった気がすると思いながら読むんじゃ気持ちも中途半端。とはいえ、私の中で物語が進んだのは喜ばしいこと。
 ポールは、スーズは現世と来世を行き来できる「シフター」であって「メディエータ」ではないとい言う。さらに、スーズは幽霊のジェシーとは付き合えないと言いつつスーズに迫る。いくらポールがかっこいいとはいえ、やっぱスーズはジェシーが好きなんだなぁ。ジェシーが幽霊でも。
 今回、メディエータの仕事は物語のオマケみたいなもんだった。ジェイクの友人、ニールが連れてきた幽霊のクレイグは「魂の転移」の話をスムーズにするために出てきたんじゃないかってくらいオマケっぽかった。一応ちょっと暴れはしたものの、最後は不自然なくらいあっさり納得してしまうし。何だろうな。
 これまでスーズが抱いている複雑な気持ちが描かれていた新しい家族についても、ちょっと手を抜いてるように見える。それでも義父・アンディってやっぱいい人だなぁ。家庭的ってだけじゃなくて、急にできた娘に戸惑ったりしないで向い合い、ちゃんとスーズの父親になろうとしてくれてる気がする。スーズの母親はどうなんだろうな。スーズ目線すぎるから、スーズの母親が3人の新しい息子にどういう態度で接してるのかはわからない。
 ジェシーとの関係は着実に進んでる。スーズを、スペイン語で“大切な人”という意味を持つ「ケリーダ」と言う言葉で呼ぶとか、何かぎくしゃくするけど毎日必ずスーズの部屋に現れるとか。最後にはポールの安い挑発に乗って殴りかかるとか、既に駆け引きも必要ない段階だろうと思ってしまうのは私がいい歳した大人だからだろうか。
 でもスーズは、ジェシーは自分を何とも思ってないと思ってる。アメリカの話だからって、その辺は日本の鈍い女の子と変わらないもんなんだな。最後にはまたキスして終わりとか、ラブストーリーの王道も日米の差はないらしい。ただ、恋愛の話が出るほど終わり方が気になる。このシリーズは次の巻で完結していて、サブタイトルは「サヨナラ、愛しい幽霊」。サヨナラて・・・。読むのはちょっと怖いけど、アマゾンの評価はなかなか。基本、ティーンズが対象になってるから、変に寂しい終わり方はしてないと信じたい。
 自分の能力をずっと隠し通してきたスーズだけど、状況は少しずつ変わってきてる。義兄のブラッドはジェシーの声が聞こえていたようだし、シーシーは「ジェシーって、幽霊なんでしょ?」と言ってくる。これらのことは最終巻に作用してくるんだろうか。
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