元司書による読書備忘録ブログ。思ったことは全部書き、何様気取りの感想だったり平気でネタバレしたりします。
『心霊探偵八雲4  守るべき想い』  神永 学
2008-04-26 Sat 01:06
心霊探偵八雲 (4)心霊探偵八雲 (4)
神永 学

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 教育実習に来た晴香は、担当クラスの中で浮いている大森真人という少年が気になり始めた。彼は、自分は呪われているから触ると死ぬと言う。また、プールに幽霊がいるとも言っていた。隣のクラスの横内先生も、同じ場所で幽霊を見たそうだ。気になった晴香は、八雲に相談を持ちかけた。土曜日の小学校に来た晴香と八雲だったが、左手だけを残して骨まで燃えてしまっている死体を見付けた。
 一方、後藤刑事と石井刑事のコンビ。父親を殺して逮捕されたが、精神科で診療中に逃亡した戸部健吾の捜査に加わることになった。逃亡直前に戸部と揉み合った女医に話を聞きに行く。女医の話から捜査を進めていく途中で、死体を発見した八雲から呼び出された。その後、八雲が発見した死体は、残された左手の指紋から戸部健吾の物だと判明した。

 今回の事件はえらく複雑だった。事件関係者の名前がなかなか覚えられなくて、段々と混乱していった。読み返すより先に進みたい面白さはあるんで、雰囲気のみで強引に読み進む。すると最終的にはそれはそれで理解できるもんだ。理解できた・・・と思う。ついでに今回、そこまで怖くなかった。幽霊が少なかったからかな?前回まではわりと硬直しながら読んでたけど、今回はそうでもない。
 晴香が関わった事件と後藤が調査する事件がリンクする。これはもう、偶然にも程があるっていうくらいパターン化している。こういうわかりやすさ、わりと好きだ。今回は特に事件そのものが複雑だったから、経緯ぐらいはワンパターンで助かった。
 ところで八雲、随分晴香との距離を縮めたな。優しいのか意地が悪いのか微妙なところだけど、今までの八雲からしたら「優しい」の方なんだろう。こっから先はなかなか進まなそうだけど。
 前々からちょろちょろ出てきていた八雲の父親っぽい人は、関係あるのかないのかよくわからないプロローグでちらっと出てきただけ。その代り今回は八雲のお姉さんとやらが出てきた。父親の謎はそのままに、また謎が増えるのか。
 この本はサクッと読めるから油断してたら、いつの間にか7巻まで出ていた。いい加減追いつく努力をしようかと思う。
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