元司書による読書備忘録ブログ。思ったことは全部書き、何様気取りの感想だったり平気でネタバレしたりします。
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『十四番目の月』  海月 ルイ
2007-09-19 Wed 23:24
十四番目の月十四番目の月
海月 ルイ

文藝春秋 2005-03
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 2歳の娘が誘拐され、身代金の受け渡しは母親の樹奈が指名された。警察の監視が付く中、犯人の策略によって身代金の受け渡しは成功してしまう。
 身代金の持ち運び方も動機も不明のまま、語りは身代金受け渡しが行われたホテルでたまたまピアニストをしていた奈津子になる。母子家庭の奈津子はある女性タクシードライバーと知り合いになり、息子のことでお世話になるようになった。
 時折樹奈の話に戻るが、樹奈は生来の忘れっぽさや場の読めなさでどんどん周囲から疎まれるようになっていた。誘拐事件で同情されてしかるべき立場なのに、ずれた行動や愚かな言動が目立つ。自分が間違えていることにすら気付かずいつも迷惑を掛けるものの、人が迷惑している事すら気付かないという最悪なタイプだった。
 部分では面白いんだけど、読み終わってから思い返すとご都合主義が多かった気がするなぁ。各家庭の事情みたいな、誘拐事件操作とは違う方向でどんどん進むんだけど終盤で突然犯人が判明する。誘拐がテーマで始まったくせに現場に偶然居合わせただけの奈津子の視線で話が進む時点で、作者の意図丸わかり・・・。やっぱ偶然は1~2回程度にしとかないと不自然だと思う。でも、各章ではちゃんと面白かった。
 好きでも嫌いでもないけど、どっちでもないと言うほど薄い印象でもない。とりあえず著者名と本のタイトルから、きれいな話だと思って読んだら裏切られた。
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