元司書による読書備忘録ブログ。思ったことは全部書き、何様気取りの感想だったり平気でネタバレしたりします。
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『獣の奏者Ⅱ 王獣編』  上橋 菜穂子
2007-09-22 Sat 21:32
獣の奏者 II 王獣編獣の奏者 II 王獣編
上橋 菜穂子

講談社 2006-11-21
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 闘蛇編の続編。野生の王獣を見たことがある数少ない人間のエリンは、傷を負った王獣の子供リランの世話を任された。餌を食べない日が続いたリランだったけど、エリンの記憶と工夫で餌を食べ、傷の手当を受け、やがてエリンとリランは心を通わせることができるようになった。
 この世界では闘蛇という戦闘用大型獣がいる。王獣は闘蛇を超える存在として、王都だけで飼われていた。その王獣を手懐けてしまったことで、エリンの運命はどんどん望まない道へと向かう。
 いやー、面白かった。魔法とかは一切なく、ただ変わった動物と変な法律の国が出てくるだけ。主人公は生い立ちは不幸ながら、コツコツと知識を重ね、考え続けることを怠らずに、まだ誰も成し得なかったことをやり遂げる。それだけに、エリンの努力を応援してしまい、苦悩にハラハラしてしまう。強力な武器をどんどん開発しようとするこの世界に通じるものがあり、とても面白かった。
 欲を言えば、政治が絡むとちょっと面白味に欠けるというか、書き足りてない気がする。でも児童書だと思うと、対象年齢的にもこれくらいが上限っぽいな。児童書ってこと忘れるくらい面白かったから、ついそう思ってしまったのかもしれない。
 この本は、「人間と獣の超えられない壁」があると言う。そんなもんがあるとしたら、現実には人間はとっくにそこ超えてると思う。
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