元司書による読書備忘録ブログ。思ったことは全部書き、何様気取りの感想だったり平気でネタバレしたりします。
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『メディエーター 呪われた転校生』  ジェニー・キャロル
2008-02-10 Sun 21:25
メディエーター 呪われた転校生 (集英社文庫)メディエーター 呪われた転校生 (集英社文庫)
Jenny Carroll 布施 由紀子

集英社 2004-08
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 メグ・キャボットがジェニー・キャロルのペンネームで出した本。幽霊がこの世に残した未練を全うし、時には力づくであの世に送るという役割を担ったスーズことスーザンの心霊騒動「メディエーター」シリーズ第2弾。
 スーズの部屋に突然現れた女性の霊が、「レッドに“あなたが私を殺したわけじゃない”と伝えてほしい」とだけ言って消えた。調べてみるとレッドとはカリフォルニアで不動産業に成功した男で、スーズは彼の息子のタッドとプールパーティで出会っていた。幽霊の伝言を伝えるべく訪ねて行くと、レッドの様子がおかしい。同じメディエーターである校長に話すと、彼は吸血鬼ではないかと言い出した。一方ではタッドとの仲が急速に進展していく。

 アメリカのティーンズノベルにも関わらず、相変わらずダサい表紙してるなぁ。1巻以上に変な表紙。
 この巻でスーズは、引っ越したばかりの自分の部屋に取り憑いているかっこいい男性幽霊・ジェシーへの恋心に気付く。けどジェシーは幽霊なんだからと必死に気持ちを抑えてるところがかわいいじゃないか。それでいて相変わらずスーズのストロングっぷりが面白い。スーズは賢いし、抜群の行動力だし、何より強い。前回と違って生身の人間と戦うシーンがあるけど、女子高生にあるまじき強さだ。それでいて乙女心特有の勘違いとか妄想とかが上手く絡んでいる。その辺のバランスとか本当に絶妙で、恋愛物が苦手な私が読んでて楽しいと思えるほどだ。
 義父や義兄弟達との生活は相変わらず面倒そうだけど、幸せそうにしている母親のために我慢しているところは健気でもある。スーズは突然できた家族と距離を置いてるみたいだけど、めちゃめちゃいい人達っぽいと思うけどなぁ。特に父親のアンディとか。それでも母親の再婚を割り切ることはできない16歳の女の子の気持を上手く描いてくれちゃってる。
 そして最後に、ちょっとほろりもあり。

 さて、これでやっと理論社の「メディエータ」シリーズにつながるわけか。理論社から出てる分は、まず絵がかわいくなる。この『メディエータ 呪われた転校生』はこうなる。

メディエータ0 (episode2)メディエータ0 (episode2)
メグ・キャボット

理論社 2007-10
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 集英社版は禍々しすぎる・・・。サブタイトルも、理論社は「吸血鬼の息子」にしてるし。そして訳者も変わる。私は知らずにシリーズの4巻目にあたる本を既に読んでしまってるけど、気にするほどの違和感はなかったかな。理論社の訳の方が砕けてる気がしないでもない。集英社の方は忠実すぎるのかもしれない。ていうか4巻を読んだのが結構前だから、あんまり覚えてないっていうのもある。まあ多少雰囲気変わっても気にならないし、ノリは変わらないからいいんだけど。
 次の巻は『メディエータZERO episode3』になるけど、理論社がめちゃくちゃな出版順で出しやがったから何か変な気持ち。
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