元司書による読書備忘録ブログ。思ったことは全部書き、何様気取りの感想だったり平気でネタバレしたりします。
『新本格魔法少女りすか2』 西尾 維新
2005-04-19 Tue 21:04
新本格魔法少女 りすか2 (講談社ノベルス)新本格魔法少女 りすか2 (講談社ノベルス)
西尾 維新

講談社 2005-03-16
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 『新本格魔法少女りすか』の続きということで、この本は4話から始まる。

4話目「敵の敵は天敵!」
 1巻の直後に続く話。影谷蛇之は、水倉神檎からディスクを預けられていた。それを火住峠と共に管理していたそうだ。保管場所の廃病院に行った創貴とりすかが見たのは、火住峠のものだと思われる生首と大量の血、そして創貴達と同年代くらいの少女ツナギだった。属性(カテゴリー)は「肉」、種類(パターン)は「分解」、魔力を分解し吸収するという魔法使いのツナギは、りすかの天敵だと言う。
 西尾維新らしく、痛グロい戦いだった。ちなみにツナギの口は512個あるらしい。両手両足胴体にそれぞれ100ずつで、人間本来の位置の物と額の奴も入れて512って計算で合ってるかな?イラストはどう見ても100個もなさそうだな・・・。背中の口はめちゃめちゃ小さくて密集してるとか?文中の■も512個あるそうだ。そもそも512って数字はどこから出てきたんだろう。

5話目「魔法少女は目で殺す!」
 4話目で激闘したツナギが、繋場いたちと名乗って創貴のクラスに転校してきた。何事もなく夏休み前の終業式を迎えた日、城門管理委員会の一人・椋井むくろがディスクの回収にやって来た。それと同時に、ツナギは城門管理委員会の一員だということが判明。人を見ただけで殺すことができる「眼球倶楽部」の人飼無縁が出没しているという情報に、ツナギは創貴に協力を要請した。ツナギを仲間にする目的で創貴達の前に現れた人飼無縁だったが、「見たら死ぬ」のトリックを看破した創貴はツナギと共に戦いを挑む。
 2千年生きてるツナギが長崎に核を撃ち込んだって、あの「核」のことでいいんだろうか?そういうギリギリな問題表現、わりと好きだ。そもそもヒロインの名前がギリギリ表現なんだけど。
 ところで、心臓止まってからの創貴のツッコミやら回想やら。長いよ!心臓が頑張り屋さんとか、そんな片付け方でいいの?魔女の心臓はやっぱ人間とは違うのか?あと、人飼無縁の「魔眼」を魔法使いは誰も見破れなかったって、この世界の長崎の科学とか医学とかってどうなんだろうね。
 ちなみに創貴とりすかは今まで93人の魔法使いを殺したらしけど、文中の「魔法使いを殺し」も93回続けてあるそうだ。そういう拘り、ラノベらしいと言えばラノベらしいけど、正直どうでもいい・・・。
 今回、りすかはほとんど出番なしだった。

6話目「出征!」
 創貴が7歳の時、父親の創嗣が4回目の結婚をした。当時から子供らしからぬ思考や態度を持っていた創貴に、4番目の母親であるきずなはこれまでの結婚相手とは全く違う態度で彼と接していた。りすかと長旅に出る日の朝、創貴はきずなと暮らしていた頃の夢を見た。この章は大半がその夢と創貴と父親のやり取りで占め、最後の最後でさて行くかっていう具合。
 きずなさん、私と同い年だな。ちょっとマンガっぽいあり得なさだけど、こういう女性ってやっぱ魅力的だと思う。創貴の父親は現在6回目の結婚相手と別居中らしい。きずなについて父親と話した時の創貴がちょっと気になるけど、この著者は詳らかにしなくても不思議じゃない人なんであんまり気にしてはいけない。伏線と思ってたら肩透かしって事もあって、結構ムカッとくるから。
 旅の最初の目的地はキャンドルシティ。えーっと、博多なんだろうか。そこまでは書いてなかったから不明なんで、3巻を待つ。
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