元司書による読書備忘録ブログ。思ったことは全部書き、何様気取りの感想だったり平気でネタバレしたりします。
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『介護入門』  モブ・ノリオ
2004-10-17 Sun 22:51
介護入門介護入門
モブ・ノリオ

文藝春秋 2004-08-26
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 2004年芥川賞受賞作品。薄い本だし字も詰まってないから小一時間で読むつもりだっただけど、じっくり読むタイプの本だったから意外と時間食った。
 この文体は不評らしい。芥川賞選考委員会では、山田詠美が「かっこ悪い」とまで言ってたとか。私は結構、このだるっこい文体好きだな。確かに最初は入り込むのが大変だったけど、主人公のアイデンティティが掴めたら、この文体のまとまりが見えてきたと思う。
 ラップ調と聞いていたけど、全然ラップ調じゃなかった。時々韻を踏んでるような踏んでないような。あと、頻繁に「YO、朋輩」と語る。この言葉が不評を招いてるっぽいんだけど、そんなに責め立てるような駄語かな?この言葉によって強調を表してると思うし、その強調が読み手に語りかけてるようで良いと思ったんだけど。そんなに変かなぁ・・・・・・。いや、変だな。変だけど、読み手に「何を他人事ぶってんだよ」と言ってるみたいで面白いと思った。他に代用できる言葉はあっただろうけど、作者がこの言葉が一番いいと思って使ったんだろうからこれが一番いいんじゃないかなー。
 とりあえず、作品自体は面白かった。ストーリーはなくて、自分の体験というか介護と向かい合った生き方を書き殴ってるだけだけど、ちゃんとまとまりや説得力があって、こういう小説もアリだと思う。小説って言うか私小説かな。
 それにしても、去年に引き続き、芥川賞は不評ですなー。
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