元司書による読書備忘録ブログ。思ったことは全部書き、何様気取りの感想だったり平気でネタバレしたりします。
『黙って行かせて』  ヘルガ・シュナイダー
2005-02-22 Tue 21:20
黙って行かせて黙って行かせて
高島 市子 足立ラーベ加代

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 著者の母親は、著者が4歳の時にアウシュビッツの看守になるために家を出て行ったそうだ。その母親に57年振りに会い、向かい合おうと努力する。しかし母親は未だにユダヤ人を嫌悪し、ヒトラーを敬愛していた。
 著者は母親の愛に飢えていたように書いてるけど、母親は母親なりに著者を愛していたように見える。ただそれがかなり歪んでいて、受け入れられる形ではないのは確かかな。この母親のような人達が戦争を呼んだのか、戦争がこういう人達を作っていったのか、どうなんだろう。
 加害者側からの手記って初めて読んだけど、やっぱり被害者の手記には敵わないと思う。そういう意味では、ちょっと読み応えに欠ける気がする。
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