元司書による読書備忘録ブログ。思ったことは全部書き、何様気取りの感想だったり平気でネタバレしたりします。
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『電話男』  小林 恭二
2005-06-25 Sat 21:07
電話男 (ハルキ文庫)電話男 (ハルキ文庫)
小林 恭二

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 85年に出版された本の文庫版。乙一がとるこ日記で絶賛してんだけど、『電車男』のパクリと思ってたら20年くらい前に書かれた本だった。軽い気持ちで読んだのは間違いだった。
 誰からの電話でも受け、どんな話でも親身になって聞いてくれる「電話男」という人種がいて、ある電話男が電話男とその周辺について語るという形で書かれてる。コミュニケーションの概念やら、宗教やら人生やらについて語ってあって、うーむ、お馬鹿な私にはちょっと哲学寄りの話はツライ。
 同時収録の「迷宮生活」は、もっと重かった。毎日決まった生活を繰り返すK氏の、異常生活がエスカレートしていく様子を描いた話。最終的には神に従って生きれば心安らかでいられると考えるんだけど、K氏の神が告げるのは「食え、飲め、買え、抱け」。K氏はズタボロになりながら、神が告げる宿命だと従い続ける。神と思ったら自分の願望だったってトコなんでしょうか。
 こっちの方は比較的わかりやすかったかな。かなり偏屈だけど、示唆的ではあった。ただ、面白いと言っていいものかどうか・・・・。
 乙一は、この狭い世界観で大きな事を語る感じが好きだったのかな。
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