元司書による読書備忘録ブログ。思ったことは全部書き、何様気取りの感想だったり平気でネタバレしたりします。
『誰か』  宮部 みゆき
2005-08-10 Wed 20:35
誰か ----Somebody誰か ----Somebody
宮部 みゆき

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 期待して損した。全然面白くない。
 ある男性が自転車でひき逃げされて死んだ。残された娘二人が、父への想いを本にしたがっており、本を出版することによって犯人を見付ける手がかりにならないかと思っているらしい。編集の仕事をしている主人公は義父から頼まれて、その姉妹を手伝うことになった、という話。
 こういう手記って人気微妙なんだよねぇとか思いながら読み進めたけど、最後まであんまり波のない地味なストーリーだった。宮部みゆきだからこそ、このつまらんネタを何とか引っ張れたのかな。
 私がつまらんと思ったのは、そもそも主人公を好きになれなかったからかもしれない。平凡すぎるんだよね。平凡さが魅力な主人公もいっぱいいるけど、この平凡さは本当に面白くない。家庭とか普通すぎる。虚弱で美人の普通の奥さんに、かわいらしい普通の娘、仕事は財閥である義父のコネ。でも義父との関係は普通。主人公自身に魅力がなさすぎて、どこに焦点を当てて読んでいいのやら・・・・。
 宮部みゆきは「模倣犯」しか読んだことなくて、あれは面白いっていうか鳥肌立つような巧みな小説だったから、今回とっても期待した。その分がっかりも大きい。でも結構人気なんだなぁ。何でだろ。
別窓 | [ま行の作家]宮部 みゆき | コメント:0 | トラックバック:0 |
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