元司書による読書備忘録ブログ。思ったことは全部書き、何様気取りの感想だったり平気でネタバレしたりします。
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『夜のピクニック』  恩田 陸
2005-08-30 Tue 15:37
夜のピクニック夜のピクニック
恩田 陸

新潮社 2004-07-31
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 恩田陸はデビュー作『六番目の小夜子』しか読んだことない。それがつまらなかったからなかなか読みたい意欲が沸かないんだよね、恩田陸。人気だし定評もあるから、最近のは面白いんだろう。一度偏見持つと、なかなか読んでみようという気にはなれなかったけど、この本で吉川英治文学新人賞と本屋大賞を取ったことだしと手に取ってみる。
 舞台の高校には年に1回、昼夜を通して歩き通すというイベントがある。物語はそのイベントの朝から始まり、主人公2人の中にあるわだかまりを描きながら進んでいくストーリー。
 良かった。面白いっていうか、終盤の素直さがぐっとくる。偏見を押して読んだ甲斐があったよ!
 イベントが進むにつれて主人公達の疲労が増していき、段々と思考の中にある余分な部分が削れていく感じがとっても自然。地味ながらも素晴らしかった。ちょっと途中だらける部分もあるけど、じわじわ引き込まれる作品だと思う。
 ただ、周囲の友人達がえらく魅力溢れすぎる人間だというのがちょっと疑問だったか。
 恩田陸さん自身はそこそこ年齢を重ねた人だから、今時っぽい若者は描かれてない。ただ、どの世代にも憧れと共感を持てる人間を作れるとこは、さすがだと思った。
 まあ冷静に考えると、こんなこと言う高校生いるのかよと思わなくはないけどね。高校時代の私がひねくれてただけか?まあ、その疑問を作品が上回ってるからあんまり気にはならなかったかな。
 いい本でした。
別窓 | [あ行の作家]あ行その他の作家 | コメント:1 | トラックバック:1 |
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2009-03-06 Fri 15:48 | URL | 藍色 #-[ 内容変更] | top↑
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2009-03-06 Fri 15:36 粋な提案
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