元司書による読書備忘録ブログ。思ったことは全部書き、何様気取りの感想だったり平気でネタバレしたりします。
『こんな国語辞典は使えない』  夏木 広介
2005-09-16 Fri 23:18
こんな国語辞典は使えないこんな国語辞典は使えない
夏木 広介

洋泉社 2005-06
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 岩波書店の辞書や広辞苑など、数種類の辞書のおかしな点を挙げた本。
 用例がないだの、おかしいだの、意味の説明の仕方がおかしいだの、屁理屈や揚げ足取りが満載だった。
 うーん、国語学系の批判本はどうしてもこうなる運命なのかな。「国語」や「言語」って非常に脆弱なものだから、解釈の違いとか時代・地域の違いとかによって揺らぐもの。国語辞典はそれを型に収めようとしてるから、やっぱり編集者によって違いは出てくるものじゃないかな。それをいちいち指摘していくのは、とても退屈な話だった。
 この作者は、単語の意味は自分が思った通りの説明でないと気がすまないんじゃないだろうか。言語はニュアンス。正確さを求め、強要するなんてナンセンスだと思った。
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