元司書による読書備忘録ブログ。思ったことは全部書き、何様気取りの感想だったり平気でネタバレしたりします。
『QED 式の密室』  高田 崇史
2005-10-03 Mon 22:48
QED 式の密室 (講談社ノベルス)QED 式の密室 (講談社ノベルス)
高田 崇史

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 QEDシリーズ、がんばって読んでいる。今回のテーマは陰陽師。数年前に崇が解決した事件を、お酒を飲みながら奈々に話すというもの。密室で「陰陽師の末裔」が死体で発見された。孫の弓削は他殺を疑い、崇に謎解きを依頼する。
 今回は面白かった。夢枕獏の「陰陽師」シリーズを読んでいたこともあって、偏ってるとはいえ前知識に助けられ、とても楽しめた。陰陽師が使う式神の正体の一説だろうけど、こういう考え方をすると平安の闇が途端に現代と変わらなく思えて面白い。
 まあ相変わらず、歴史の謎解きと同時進行で行われる事件の謎解きは不自然だったけどね・・・・。これは歴史がメインテーマっぽいし、まあいいかと。
 それにしても、最初はただの先輩後輩だった崇と奈々が段々お互い好意的っぽい書き方してるのが、何だかわざとらしいなぁ。金田一少年と七瀬ちゃんといったとこでしょうか。古い?
 あと相変わらず、人物の書き方がぎこちないっていうか不自然っていうか。著者が理系出身っていうのがよくわかる。それでもやっぱ読んでて楽しかった。
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