元司書による読書備忘録ブログ。思ったことは全部書き、何様気取りの感想だったり平気でネタバレしたりします。
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『ライオンと魔女-ナルニア国ものがたり1』  C.S.ルイス
2006-02-13 Mon 22:59
ライオンと魔女 (カラー版 ナルニア国物語)ライオンと魔女 (カラー版 ナルニア国物語)
C.S.ルイス

岩波書店 2005-05-27
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 第1次世界大戦中という設定で、4人きょうだいのピーター、スーザン、エドマンド、ルーシィは田舎の豪邸に疎開してきた。豪邸を探検中、ルーシィは衣装ダンスの奥が異世界につながっていることを発見する。そこは白い魔女が支配し、常に冬しかないナルニア国。神話や伝説の中の生き物が住み、人間の方が神話の中の生き物という世界だった。
 2度目にはルーシィとエドマンドだけがナルニア国に行くことができ、3度目はきょうだい全員が行く。そしてナルニア国を救うために、偉大なライオン、アスランに会いに行く話。
 トールキンと共に近代ファンタジーを引っ張っていった人だけど、やっぱ凄い。訳もすばらしい。やや古い感じがするけど、そこがまた長く読み継がれた歴史を感じさせられる。ほぼ原文に忠実なんだろう。ちょこちょこ英語独特の表現があって、もしかしたら子供が読んだら不自然に感じるかもしれない。言語表現って文化で違うもんだし、大人目線から見たら素晴らしい文学ほど原文に忠実であってほしいと思う。
 ファンタジー文学といえばイギリスで、日本ではいいファンタジーはなかなか生まれないのは残念。日本ではマンガっぽい絵のライトノベルがせいぜいか。風土とか文化とかが関係あるのかな?空想の生き物からして違うからなぁ。ヨーロッパはユニコーンとかドリアードとかフェアリーとか。日本は河童や天狗といったところか。日本人が無理してヨーロッパテイストにしたところで、所詮ライトノベル程度のものにしかならないのは仕方ないのかもしれない。
 ファンタジー嫌いの上司に「これだけは面白いと思った」と言われて読んだけど、その上司には感謝したい。
 素晴らしいファンタジー文学でありながら、あまりに想像力豊かで壮大な作品であるため、今まで映画化が困難であるとされてたんだって。それを世界のディズニーの映画化公開。観たいけどちょっと怖い。

 1950年刊。日本では1966年に和訳され、出版。アマゾンの画像は新装版。
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