元司書による読書備忘録ブログ。思ったことは全部書き、何様気取りの感想だったり平気でネタバレしたりします。
ジャンル別
2007-12-31 Mon 00:00
ミステリー
時代小説
学園物
児童書
ファンタジー
ホラー
恋愛
その他現代物小説
エッセイ・ルポ
ジャンル不明
文学以外

芥川賞・直木賞
本屋大賞
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2007年12月に読んだ本
2007-12-29 Sat 13:14
『雪華ノ里―居眠り磐根江戸双紙4』  佐伯 泰英 (12/27)
『しをんのしおり』  三浦 しをん (12/21)
『新本格魔法少女りすか3』  西尾 維新 (12/20)
『三つの墓標―小説・坂本弁護士一家殺害事件』  佐木 隆三  (12/14)
『メディエーター―霊能者の祈り』  ジェニー・キャロル (12/13)
『バッテリー 3』 あさの あつこ (12/6)
『アサッテの人』  諏訪 哲史 (12/1)
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『雪華ノ里―居眠り磐音江戸双紙4』  佐伯 泰英
2007-12-27 Thu 00:59
雪華ノ里―居眠り磐音江戸双紙 (双葉文庫)雪華ノ里―居眠り磐音江戸双紙 (双葉文庫)
佐伯 泰英

双葉社 2003-02
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 3巻で一応、豊後関前藩の一連の事件が一区切りついた。この巻では磐音は、一家を支えるために女衒に身を売り長崎の遊郭に連れて行かれたという許嫁・奈緒の行方を追う。しかし奈緒はその美貌を買われ、どんどん転売されていった。長崎、小倉、赤間関、京都、金沢、そて江戸へと、磐音が奈緒を追い続ける話。ていうか本当に追うだけで終わった。
 もちろん磐音は各所でいざこざに巻き込まれていく。長崎に行く道すがら「ターヘル・アナトミア」(和題「解体新書」)の和訳完成を目指す蘭学者を助ける。小倉に着くと岩田屋善兵衛と赤間関の唐太夫の抗争に加わり、京では再会した東源之丞と賭け事で手持ちの金を増やそうとしたが失敗。金沢では関所破りの女衒・愛蔵に手を貸す。
 金沢まで行っておいて、やっと会えたと思った女性は結局は「なお」違い。奈緒は京から金沢ではなく、江戸に売られたという。こうして磐音は江戸に戻ったけど、江戸では白昼堂々と両替商を狙った強盗が出没していた。

 奈緒さんは最終的に千両以上の値が付いてたけど、そんなに美人だったのか。ドラマでは笛木優子がやったらしいけど・・・うーん。あんまり好きじゃない女優なんで微妙だ。
 奈緒さんを追いかけて日本を半周くらいしてる磐音だけど、この巻では決着つかなくてがっかり。とはいえ、磐音と奈緒さんが今後再会したとしてその後二人はどうするのかちょっと気になってたりする。まあこれまでの巻の中で一番つまらなかったから、早めに終わらせてほしい。
別窓 | [さ行の作家]佐伯 泰英 | コメント:0 | トラックバック:0 |
『しをんのしおり』  三浦 しをん
2007-12-21 Fri 00:17
しをんのしおり (新潮文庫)しをんのしおり (新潮文庫)
三浦 しをん

新潮社 2005-10
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 『風が強く吹いている』が結構面白かったんで、他の本はどんなもんかと思って図書館で物色した。しかし人気作家らしく、ほぼ貸出中。私の友達の中でも一番の読書家が「三浦しをんってエッセイしか読んだことないけど、面白かったよ」と力強く言ってたことを思い出し、エッセイコーナーでようやくこれを見付けた。
 この本はウェブ日記を本にしてある。まだそれほど有名じゃない頃のものだからアルバイトとかしてるけど、面白かった。エッセイが面白いというか、面白いこと考えながら生きてる人なんだな。日々の記録としての日記は2~3割程度であとは妄想が詰まっているんだけど、その妄想の書き方もまた上手い。さすが就職試験の作文で文才を見出されただけある。
 あくまで私の中だけど、売れてるみたいだな~と思うようになったのは2005年くらいだと思ってる。これを書いてた頃から数年後、彼女は大ブレイクすることになる。きっと今は専業作家で、バイトなんかしてないんだろうなぁ。
 この著者の本、私は『まほろ駅多田便利軒』と『風が強く吹いている』しか読んでない。2作しか読んでない上で言うけど、何か自分が作ったキャラで小説内以上の妄想をしてそうな人だと思う。
 職場で昼休みに読んだけど、笑いそうになるのを抑える努力は必要だった。
別窓 | [ま行の作家]三浦 しをん | コメント:0 | トラックバック:0 |
『新本格魔法少女りすか3』 西尾 維新
2007-12-20 Thu 21:59
新本格魔法少女りすか3 (講談社ノベルス ニJ- 18)新本格魔法少女りすか3 (講談社ノベルス ニJ- 18)
西尾 維新

講談社 2007-03-23
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 2巻で供儀創貴、水倉りすか、繋場いたちの3人は、夏休みが始まったその日に旅に出た所で終わっていた。この巻では、「6人の魔法使い」との戦いがメイン。ちなみにやっぱり、キャンドルシティは博多市にあるという設定だった。博多市って何か違和感ある言葉だなぁ。

7話目「鍵となる存在!!」
 ツナギが「6人の魔法使い」の2人目・地球木霙(ちきゅうぎみぞれ)をあっさり倒したその日、創貴が部屋で一人いる所に水倉鍵が現れて創貴を仲間に引き入れようとした。世界をやると言われてあっさり承認した創貴だったが、相手の力量を測るためにゲームを挑む。創貴は、「6人の魔法使い」でありながら魔法使いではなく人間で、なおかつ「魔法封じ」の能力を持っている水倉鍵2人とビンゴゲームをすることになった。その過程で、「箱舟計画」についても知らされる。
 ちなみに水倉鍵はりすかとは血縁関係にはない。あと、彼は「6人の魔法使い」の6人目だそうだ。

8話目「部外者以外立ち入り禁止!!」
 ビンゴゲームは引き分けで終わり、水倉鍵が部屋を出ようとした時にりすかとツナギが帰って来た。りすかの右腕に「魔法封じ」を発動して去った水倉鍵。暴走する右腕をツナギが食べることで収めたが、「6人の魔法使い」の3人目(水倉鍵はあくまで「6番目」らしい)・「泥の底」蠅村召香(はえむらしょうか)の魔法が発動した。物体を固定する魔法で部屋に閉じ込められた3人。りすかは「魔封じ」で大人バージョンになる魔法を封印され、「魔封じ」された右腕を食べたツナギは全身の口が使えなくなる。
 仲間になれば魔法を解除すると電話口で言う水倉鍵。創貴は未来への時間しか「省略」できないりすかに、過去への時間を「省略」するよう命令した。

9話目「夢では会わない!!」
 創貴は放課後の図書室で在賀織絵と会い、帰り道に問題児転校生・繋場いたちと話し、家に帰ると4人目の母親・きずなとやり合い、その後和菓子を持って不登校児の水倉りすかを訪ね、家に戻る途中でりすかの妹・水倉鍵と話した。何となく違和感のある世界だったが、それは塔キリヤの魔法が作りだした平行世界「パラレルワールド」だった。
 創貴の義母・きずなと父親・創嗣の無茶っぷりでその魔法を打破したが、現実は絶望的な状況だった。ちょっと嫌なところで終わったなぁ。1巻の終わりでも2巻の終わりでも特に思わなかったけど、今回ばっかりは続きが気になると思った。
別窓 | [な行の作家]西尾 維新 | コメント:2 | トラックバック:0 |
「新本格魔法少女りすか」シリーズ 西尾 維新
2007-12-19 Wed 22:07
『新本格魔法少女りすか3』
『新本格魔法少女りすか2』
『新本格魔法少女りすか』
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『三つの墓標―小説・坂本弁護士一家殺害事件』  佐木 隆三
2007-12-14 Fri 00:02
三つの墓標―小説・坂本弁護士一家殺害事件 (週刊ポストBOOKS)三つの墓標―小説・坂本弁護士一家殺害事件 (週刊ポストBOOKS)
佐木 隆三

小学館 2002-03
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 タイトルには「小説」としてあるけど、あくまで小説の形式を取ってあるだけ。内容はこの事件の裁判の陳述記録を元に、6人の実行犯それぞれの視線で事件を描いてる。そのためにルポではなく「小説」としてるんだと思う。
 改めて思い返しても、壮絶な事件だった。坂本弁護士がオウムの活動を邪魔する。自分達の邪魔をすることを「悪業」とし、「これ以上悪業を積まないように殺すことは善業であり、輪廻転生の観点から見て魂の救済になる」という勝手な屁理屈で坂本堤弁護士、妻の郁子さん、1歳の達彦君を殺したという。実行犯の6人が思うことはそれぞれでも、やっぱり全員狂ってる。
 読んだだけで鬱々とした気分になる本だけど、これがまた現実に起こった事件なんだからなぁ。オウムが名前を変えて未だに存在してることも許しがたい事実だけど、TBSも何でまだご健在なんだろうか。
 この著者、よくぞ1冊の本にまとめてくれたと思う。相当な労力だったに違いない。
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「メディエータ」シリーズ  メグ・キャボット(ジェニー・キャロル)
2007-12-13 Thu 22:55
『メディエータ2 キスしたら、霊界?』
『メディエータ ゴースト、好きになっちゃった』
『メディエータZERO 復讐のハイウェイ』
『メディエーター―霊能者の祈り』  ジェニー・キャロル
『メディエーター 呪われた転校生』  ジェニー・キャロル

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『メディエーター―霊能者の祈り』  ジェニー・キャロル
2007-12-13 Thu 22:52
メディエーター―霊能者の祈り (集英社文庫)メディエーター―霊能者の祈り (集英社文庫)
Jenny Carroll 布施 由紀子

集英社 2003-07
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 16歳のスーズは母親の再婚のために、生まれ育ったニューヨークを離れてカリフォルニアに行くことになった。この世に留まっている霊を見ることができ、彼らの心残りをまっとうする「メディエータ」であるスーズは、新しい家の自分の部屋で若い男性・の幽霊・ジェシーと出会う。また、新しく通うことになったクリスチャンの学校には恋人に振られて自殺したヘザーという美少女の幽霊が。ヘザーは元恋人のブライスを殺そうと、高校に留まっている幽霊だった。それと同時に、校長が自分と同じ能力を持っていることを知った。
 表紙はミステリーっぽいけど、ジャンルは一応ホラー・・・かな?全く怖くないんだけど。
 序盤から一気に色んなことが起こるけど、そう混乱することなく読めたのは作者の書き方が上手いからだと思う。登場人物もわかりやすい。新しい父親と3人の兄弟に戸惑い、長旅の疲れでジェシーに八つ当たり。危険な幽霊ヘザーには拳や蹴りで戦う。そのヘザーの元彼ブライスといい感じになってきて更にヘザーの恨みを買うし。そのドタバタ感がいい感じで面白い。
 このスーズ、常にファッションを気にしてる所とか、3兄弟をウザがる所とか普通に女の子なんだけど、何かが起こった時にはきちんと自分の意見を言える。かなりかっこいい女の子だ。しっかりと自分を持っている姿はさすがアメリカ人。って、アメリカ人への偏見?
 ジェニー・キャロルはメグ・キャボットの別名らしいけど、やっぱ面白いなこの人。このシリーズは完結してることだし、ちゃちゃっと読んでしまいたい。

 ところでこのシリーズのややこしさがやっと解決した。は何だか面倒なことになってて、ジェニー・キャロルの名前で集英社から1~2巻が出てて、続編がメグ・キャボットの名前で理論社から1~3巻として出てる。続編なのに1~3巻となってる時点でまたややこしい。理論社はその後、集英社から出た1~2巻を「エピソード1」「エピソード2」という形で出版。つまり理論社は3・4・5・1・2と出してる。さらに著者名も役者名もイラストレーターも違うため、見た目は全く別物。これは混乱した。
 しかし集英社、アメリカのティーン向けの本をこんな表紙で出すことなかったろうに。理論社は、この本をこの表紙で出している。

メディエータZERO episode1 (1)メディエータZERO episode1 (1)
代田 亜香子

理論社 2007-08
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 これはこれで、イラストの女の子はアメリカンに見えないんだが。
 サブタイトルは「天使は血を流さない」。これでこそティーン向けだよな。
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本屋大賞
2007-12-08 Sat 20:49
2008年本屋大賞(第5回)
大賞  『ゴールデンスランバー』  伊坂 幸太郎
2位  『サクリファイス』  近藤 史恵
3位  『有頂天家族』  森見 登美彦
4位  『悪人』  吉田 修一
5位  『映画篇』  金城 一紀
6位  『八日目の蝉』  角田 光代
7位  『赤朽葉家の伝説』  桜庭 一樹
8位  『鹿男あをによし』   万城目 学
9位  『私の男』  桜庭 一樹
10位 『カシオペアの丘で 上』『カシオペアの丘で 下』  重松 清


2007年本屋大賞(第4回)
大賞  『一瞬の風になれ』  佐藤 多佳子
2位  『夜は短し歩けよ乙女』  森見 登美彦
3位  『風が強く吹いている』  三浦 しをん
4位  『終末のフール』  伊坂 幸太郎
5位  『図書館戦争』  有川 浩
6位  『鴨川ホルモー』  万城目 学
7位  『ミーナの行進』  小川 洋子
8位  『陰日向に咲く』   劇団 ひとり
9位  『失われた町』  三崎 亜記
10位 『名もなき毒』  宮部 みゆき


2006年本屋大賞(第3回)
大賞  『東京タワー ~オカンとボクと、時々、オトン~』  リリー・フランキー
2位  『サウスバウンド』  奥田 英朗
3位  『死神の精度』  伊坂 幸太郎
4位  『容疑者Xの献身』  東野 圭吾
5位  『その日のまえに』  重松 清
6位  『ナラタージュ』  島本 理生
7位  『告白』  町田 康
8位  『ベルカ、吠えないのか?』  古川 日出男
9位  『県庁の星』  桂 望実
10位 『さくら』  西 加奈子
11位 『魔王』  伊坂 幸太郎


2005年本屋大賞(第2回)
大賞  『夜のピクニック』  恩田 陸
2位  『明日の記憶』  荻原 浩
3位  『家守綺譚』  梨木 香歩
4位  『袋小路の男』  絲山 秋子
5位  『チルドレン』  伊坂 幸太郎
6位  『対岸の彼女』  角田 光代
7位  『犯人に告ぐ』  雫井 脩介
8位  『黄金旅風』  飯嶋 和一
9位  『私が語りはじめた彼は』  三浦 しをん
10位 『そのときは彼によろしく』  市川 拓司


2004年本屋大賞(第1回)
大賞  『博士の愛した数式』  小川 洋子
2位  『クライマーズ・ハイ』  横山 秀夫
3位  『アヒルと鴨のコインロッカー』  伊坂 幸太郎
4位  『永遠の出口』  森 絵都
5位  『重力ピエロ』 伊坂 幸太郎
6位  『4TEEN』  石田 衣良
7位  『デッドエンドの思い出』  よしもと ばなな
8位  『終戦のローレライ』  福井 晴敏
9位  『陰摩羅鬼の瑕』  京極 夏彦
10位  『ららら科學の子』  矢作 俊彦
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芥川賞・直木賞
2007-12-07 Fri 12:56


芥川賞直木賞
  第139回
(2008年上半期)
『時が滲む朝』 楊 逸『切羽へ』  井上 荒野
第138回
(2007年下半期)
『乳と卵』 川上 未映子『私の男』 桜庭 一樹
第137回
(2007年上半期)
『アサッテの人』 諏訪 哲史『吉原手引草』 松井 今朝子
第136回
(2006年下半期)
『ひとり日和』 青山 七恵 該当なし
第135回
(2006年上半期)
『八月の路上に捨てる』 伊藤 たかみ『まほろ駅多田便利軒』 三浦 しをん
『風に舞い上がるビニールシート』 森 絵都
第134回
(2005年下半期)
『沖で待つ』 絲山 秋子『容疑者Ⅹの献身』 東野 圭吾
第133回
(2005年上半期)
『土の中の子供』 中村 文則『花まんま』 朱川 湊
第132回
(2004年下半期)
『グランド・フィナーレ』 阿部 和重『対岸の彼女』 角田 光代
第131回
(2004年上半期)
『介護入門』 モブ・ノリオ『空中ブランコ』 奥田 英朗
『邂逅の森』 熊谷 達也
第130回
(2003年下半期)
『蛇にピアス』 金原 ひとみ
『蹴りたい背中』 綿矢 りさ
『巷説百物語』 京極 夏彦
第129回
2003年上半期
『ハリガネムシ』 吉村 萬壱『4TEEN』 石田 衣良
『星々の船』 村上 由佳
第128回
(2002年下半期)
『しょっぱいドライブ』 大道 珠貴該当なし
第127回
(2002年上半期)
『パーク・ライフ』 吉田 修一『生きる』 乙川 優三郎
第126回
(2001年下半期)
『猛スピードで母は』 長嶋 有『あかね空』 山本 一力
『肩ごしの恋人』 唯川 恵
第125回
(2001年上半期)
『中陰の花』 玄侑 宗久『愛の領分』 藤田 宜永
第124回
(2000年下半期)
『聖水』 青来 有一
『熊の敷石』 堀江 敏幸
『プラナリア』 山本 文緒
『ビタミンF』 重松 清
第123回
(2000年上半期)
『きれぎれ』 町田 康
『花腐し』 松浦 寿輝
『虹の谷の五月』 船戸 与一
『GO』 金城 一紀
第122回
(1999年下半期)
『蔭の棲みか』 玄月
『夏の約束』 藤野 千夜
『長崎ぶらぶら節』 なかにし 礼
第121回
(1999年上半期)
該当なし『王妃の離婚』 佐藤 賢一
『柔らかな頬』 桐野 夏生
第120回
(1998年下半期)
『日蝕』 平野 啓一郎『理由』 宮部 みゆき
第119回
(1998年上半期)
『ゲルマニウムの海』 花村 萬月
『ブエノスアイレス午前零時』 藤沢 周
『赤目四十八瀧心中未遂』 車谷 長吉
第118回
(1997年下半期)
該当なし該当なし
第117回
(1997年上半期)
『水滴』 目取 真俊『女たちのジハード』 篠田 節子
『鉄道員』 浅田 次郎
第116回
(1996年下半期)
『海峡の光』 辻 仁成
『家族シネマ』 柳 美里
『山妣』 坂東 眞砂子
第115回
(1996年上半期)
『蛇を踏む』 川上 弘美『凍える牙』 乃南 アサ
第114回
(1995年下半期)
『豚の報い』 又吉 栄喜『恋』 小池 真理子
『テロリストのパラソル』 藤原伊織
第113回
(1995年上半期)
『この人の閾』 保坂 和志『白球残映』 赤瀬川 隼
第112回
(1994年下半期)
該当なし該当なし
第111回
(1994年上半期)
『おどるでく』 室井 光広
『タイムスリップ・コンビナート』 笙野頼子
『二つの山河』 中村 彰彦
『帰郷』 海老沢 泰久
第110回
(1993年下半期)
『石の来歴』 奥泉 光『恵比寿屋喜兵衛手控え』 佐藤 雅美
『新宿鮫 無間人形』 大沢 在昌
第109回
(1993年上半期)
『寂寥郊野』 吉目木 晴彦『マークスの山』 高村 薫
『恋忘れ草』 北原 亞以子
第108年
(1992年下半期)
『犬婿入り』 多和田 葉子『佃島ふたり書房』 出久根 達郎
第107回
(1992年上半期)
『運転士』 藤原 智美『受け月』 伊集院 静
第106回
(1991年下半期)
『至高聖所アバトーン』 松村 栄子『狼奉行』 高橋 義夫
『緋い記憶』 高橋 克彦
第105回
(1991年上半期)
『自動起床装置』 辺見 庸
『背負い水』 荻野 アンナ
『夏姫春秋』 宮城谷 昌光
『青春デンデケデケデケ』 芦原 すなお
第104回
(1990年下半期)
『妊娠カレンダー』 小川 洋子『漂泊者のアリア』 古川 薫
第103回
(1990年上半期)
『村の名前』 辻原 登『蔭桔梗』 泡坂 妻夫
第102回
(1989年下半期)
『表層生活』 大岡 玲
『ネコババのいる町で』 瀧澤 美恵子
『小伝抄』 星川 清司
『私が殺した少女』 原 
第101回
(1989年上半期)
該当なし『高円寺純情商店街』 ねじめ 正一
『遠い国からの殺人者』 笹倉 明
第100回
(1988年下半期)
『ダイヤモンドダスト』 南木 桂士
『由煕』 李 良枝
『東京新大橋雨中図』 杉本 章子
『熟れてゆく夏』 藤堂 志津子
第99回
(1988年上半期)
『尋ね人の時間』 新井 満『凍れる瞳』『端島の女』 西木 正明
『遠い海から来たCOO』 景山 民夫
第98回
(1987年下半期)
『スティル・ライフ』 池澤 夏樹
『長男の出家』 三浦 清宏
『それぞれの終楽章』 阿部 牧郎
第97回
(1987年上半期)
『鍋の中』 村田 喜代子『海狼伝』 白石 一郎
『ソウル・ミュージック・ラバーズ・オンリー』 山田 詠美
第96回(1986年下半期)該当なし『カディスの赤い星』 逢坂 剛
『遠いアメリカ』 常盤 新平
第95回
(1986年上半期)
該当なし『恋紅』 皆川 博子
第94回
(1985年下半期)
『過越しの祭り』 米谷 ふみ子『魚河岸ものがたり』 森田 誠吾
『最終便に間に合えば』『京都まで』 林 真理子
第93回
(1985年上半期)
該当なし『演歌の虫』『老梅』 山口 洋子
第92回
(1984年下半期)
『青桐』 木崎 さと子該当なし
第91回
(1984年上半期)
該当なし『恋文』 連城 三紀彦
『てんのじ村』 難波 利三
第90回
(1983年下半期)
『杢二の世界』 笠原 淳
『光抱く友よ』 高樹 のぶ子
『私生活』 神吉 拓郎
『秘伝』 高橋 治
第89回
(1983年上半期)
該当なし『黒パン俘虜記』 胡桃沢 耕史
第88回
(1982年下半期)
『夢の壁』 加藤 幸子
『佐川君からの手紙』 唐 十郎
該当なし
第87回
(1982年上半期)
該当なし『炎熱商人』 深田 祐介
『時代屋の女房』 村松 友視
第86回
(1981年下半期))
該当なし『蒲田行進曲』 つか こうへい
『機雷』 光岡 明
第85回
(1981年上半期)
『小さな貴婦人』 吉行 理恵『人間万事塞翁が丙午』 青島 幸男
第84回
(1980年下半期)
『父が消えた』 尾辻 克彦『元首の謀叛』 中村 正軌
第83回
(1980年上半期)
該当なし『花の名前』『かわうそ』『犬小屋』 向田 邦子
『黄色い牙』 志茂田 景樹

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『バッテリー 3』  あさの あつこ
2007-12-06 Thu 21:47
バッテリー〈3〉 (教育画劇の創作文学)バッテリー〈3〉 (教育画劇の創作文学)
あさの あつこ

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 暴力事件によって野球部が活動停止になり苛立つ巧と豪。停止期間明けに行われたレギュラーVS.1年2年の紅白試合で、巧たちは野球が出来る喜びを実感する。しかし未だに不信感を抱いている校長を納得させるため、顧問兼監督の戸村強豪校の横手と練習試合をしようとしていた。 
 紅白試合が出てきて、やっと野球っぽくなってきた。しかも試合の描写がダラダラ長くなくて、いい感じ。いや、この本の良い所はそういうことじゃない。児童文学にありがちな青臭い青春とか、チームワークとかを一切否定するような巧の孤高さが良いと思う。また、死んだ魚の目をしてそうな(あくまでイメージ)展西のように「部活動は内申のため」「野球は特に好きじゃなかった」と本気で言うヒールっぷりも妙にリアリティがある。
 スポーツの世界って結構ドロドロしてるもんなんだけど、これまでの小説やマンガにはあんまり描かれてこなかった。あるとしても成人向けマンガくらいか。それを児童文学で無理なくやってのけてる。
 でもまあ、巧と豪が妙にホモ臭いのは女性作家ならではというか・・・。これじゃ噂好きの中坊の格好の餌食になりそうな関係だ。例え巧が怒り狂ったとしてもね。やおい嫌いの私がそう感じるんだから、腐女子にはたまらんだろうなぁ。
 
 ところでこの話、主人公が野球のチームワーク不要説を堂々と信じてる所が古臭いよな。なぜ「甲子園には魔物が住んでいる」というのか、あの言葉は気取ってるわけでも何でもないって野球好きなら知ってろよと巧にツッコミ。
 最近知ったことだけど、作者のあさのあつこさんは野球あんまり知らないそうだ。詳しい人が妙に細かく書いたら逆につまらないだろうし、今くらいの野球知識がちょうどいいのかも。専門知識はあまり求めないで話だけを楽しめば良くて、それが容易にできる本なんだから。だから主人公の野球に対する思いが昭和でも、気にしない。一応野球好きの私としては、ツッこんでおきたかっただけ。
 1巻辺り読んでた頃は、巧は豪と出会った事で色々氷解していくのかなと単純に思ってた。でも全6巻中の3巻まで読んでみて、そんな気配は微塵もない。もしかしたらこのまま巧は孤高のピッチャーのままなのかと思い始めてる。今回はすごいバッターが現れて、次はそいつとの試合っぽい。もし巧がそいつを討ち取ったらちょっと興醒めかな。このハイレベルな実力の中で、中1が高3をあり得ないから。
 それから私は、青波君の成長がちょっと気になってる。
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『アサッテの人』  諏訪 哲史
2007-12-01 Sat 00:19
アサッテの人アサッテの人
諏訪 哲史

講談社 2007-07-21
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 失踪した叔父について小説を書いている甥が、小説の創作の構成を考えつつ叔父の奇妙な口癖達「ポンパ」や「チリパッパ」「ホエミャウ」を考察する、という形式で書かれている。その小説は、叔父が残した日記、今は亡き叔父の妻から昔聞いた話、自分と叔父との思い出から構成されることになるようだ。
 子供の頃から吃音に悩まされていた叔父だったが、ある日突然その吃音が治った。しかし吃音がない世界は彼を不安にさせていく。そんな世界とのバランスを取るために吃音に代わるため、叔父は「アサッテ」を求めた。
 ここで言う「アサッテ」というのがまた難しい。常識や定型からちょっと外れるというか、普通であることを無理やり壊すというか、そんな感じだろうか。

 群像新人賞を受賞し、なおかつ第137回芥川賞も受賞したこの作品。特殊な人にしかなさそうで、誰にでもありそうな「アサッテ」の掘り下げていく視点がなかなかクレイジーでいいと思う。「エレベーター男」の印象的なエレベーター内限定「アサッテ」とか、程度はあれ誰しも理解できるものではないだろうか。私はいい純文学だと思った。
 ただ、純文学って楽しくないよなぁ。こう言うと元も子もないけど、やっぱ私は大衆文学の方が好きだ。それと、かわいらしいイメージの奥さんはちょっとイッちゃってる感じの叔父さんのどこが好きだったんだろうか。それは本当に謎。
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