元司書による読書備忘録ブログ。思ったことは全部書き、何様気取りの感想だったり平気でネタバレしたりします。
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『人は見た目が9割』  竹内 一郎
2006-07-25 Tue 13:29
人は見た目が9割 (新潮新書)人は見た目が9割 (新潮新書)
竹内 一郎

新潮社 2005-10
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 やっぱ新書シリーズってつまんないなぁ。新潮社とはいえ、PHP並みにつまんないぞ。タイトル付けが上手いだけで、内容が伴ってない本が多いこと多いこと・・・。って、本をタイトルで判断して時々失敗してるくせに、まだ懲りてない私が言うのも何だけど。
 「人は見た目が9割」。これは、人と人とが話す際のこと。人は人の話はほとんど聞いてない。人間は仕草や表情、距離、色、においなど、話の内容以外の様々な情報を読み取って判断するとか、そういうもの。それらがどのような効果を相手にもたらすかを読み解いたもの。
 確かに正論ではあるけど、ちょっと大袈裟かな。この作者は演出家でもあり、マンガ家でもある。その経験を通して書くからどうしても例えが大きくなってしまって、実際問題に結びつかない気がする。
 なんかの雑誌で連載される程度なら面白く読めたと思うけど、1冊の本にしてしまうと実用性が問われてしまう。私は期待外れだと思った。ていうか、昔から心理学とかで言われてることだよね。新しい見解でも何でもないんじゃないかな
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『県庁の星』  桂 望実
2006-07-24 Mon 20:41
県庁の星県庁の星
桂 望実

小学館 2005-09
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 織田裕二と鈴木京香の映画化のやつね。そーとーな人気だったんで読んでみた。さらっと読めるし、途中までは微妙と思ってたけど、最後の章はかなり楽しく読めた。
 主人公の野村は、31歳独身で県庁でも出来のいい部類の人間。民間人事交流研修対象者に選ばれ、一年間の研修を終えて戻ってくれば昇級が約束されている。ところが、指示された赴任先は小さなスーパー。ここで学ぶべき物があるものかと嘆きながら、渋々とパートの二宮に教えを請うことになる。
 書類重視、マニュアル優先の県庁しか知らない野村は、利益重視の中小企業に反発する。反発しまくって反感を買い、馬鹿にされるようになってしまう。
 その辺りは読んでても暗い気分になったけど、両者とももう一歩足りなかったことに気付いてからは面白かった。こんな上手くいくわけないと思いつつもその単純さを楽しめる。私は単純で楽しい物が好きだから、後半の感じはかなり好き。
 あまり聞いたことない作家さんだし、もちろん初めて読んだんだけど、人物の描き方が新鮮だった。ある人物を最初は他人の目線から否定的に見る。ああ、この人は嫌な人なんだなって読み手に判断させておいて、次にその人物目線で書く。そしたらやっぱりその人なりに考えがあって一生懸命やってたりして、やっぱ悪い人じゃないのかーと共感してしまう。
 それが繰り返されるけど最終的には一致団結するから、やっとお互い理解できた。良かった~。という気持ちが大きくなってしまった。
 難しく考えると、出来過ぎとか誇張とか違和感とかなっちゃうかもしれないけど、さくっと読めるエンターテイメントで私は好きかな。
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『ティーン・アイドル』  メグ・キャボット
2006-07-21 Fri 21:46
ティーン・アイドルティーン・アイドル
Meg Cabot 代田 亜香子

理論社 2005-11
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 アメリカの高校を描いた中高生向けの小説。主人公のジェニーが通う高校に、人気アイドルのルークが役作りのためにお忍びで転校してきた。先生から信頼の厚いジェニーは、他の生徒に彼がアイドルだとバレないように世話をするように頼まれて大変っていう話。
 日本の高校とは違った感じではあるけど、それなりに共感できる世界だった。設定が理解できた辺りで展開は読めたのに、それでも面白く読めた。アメリカでは人気の作家さんらしいけど、やっぱ力のある作家ってオーソドックスにまとめた作品でも面白く書けるもんなんだな。
 最後の最後、恋愛が絡んだ辺りはちょっと驚きの展開。そうでもないのかな?書評サイトを見ると、結構「思ったとおりすぎ」みたいな物もあったから、そうでもないんだろうか。私は恋愛物の本はあまり得意ではないから、展開を読むのが下手なのかもしれない。
 中学生でも早熟な子は面白く読めると思うけど、明らかに女の子にしか楽しめない話になってたのがちょっと疑問。でも、読んでて楽しかった。今度は同著者の『メディエータ』を読んでみたい。
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『大人の知らない子どもたち-ネット、ケータイ文化が子どもを変えた』  今 一生
2006-07-17 Mon 23:36
大人の知らない子どもたち―ネット、ケータイ文化が子どもを変えた大人の知らない子どもたち―ネット、ケータイ文化が子どもを変えた
今 一生

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 私は「子ども」じゃないし、ネット始めたのも大人になってからだけど、ただ、ネット依存だろうなと思う子をパソコン越しに見たことは多い。会話したこともある。共感するつもり全くなかったから、上から目線だったけれども。
 たまたま見かけた本だけど、ああいった子たちって文化人から見たらどんなもんかと思って読んでみた。
 HPで「精神科医から薬を大量にもらえる方法」とかをどんどん紹介して自殺願望を持つ子達からの人気を得てるうつ病の人の話やら、プチ家出でネットの知り合いのアパートに転がり込んだ少女が体の関係を求められても拒めないとか、メル友を作るから学校の友達を大切にする必要性を感じられないで人間関係が希薄になっていってるとか、そんな内容。
 そういう人達と直接連絡を取り合って、信頼を勝ち得たという武勇伝も少々。その部分が余計な気がするな。「少年少女を一人でも多く救おうと頑張ってる自分」の表現が、全体的に大袈裟だ。
 うーん、教育に携わってるわけでもなく、子供がいるわけでもない私には、緊迫した問題として捉えることができなかったみたい。
 でまあ、結論は、「ネットやケータイは無法地帯だから、子どもに簡単に与えるのは良くない。与えるなら親の管理下で」みたいな。でも最近の監視できるケータイには反対派。なんだかなぁ・・・。
 現状を自分の目で見て、問題を抱える少年少女を一人でも多く救おうとする姿は、『月刊生徒指導』という雑誌に連載されていたことを考えるとまあ頷ける。でも、ネットやケータイを子どもから遠ざけるのは時代にそぐわないと思うな。モラルとかリテラシーの問題と思うけど。
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『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団 ハリー・ポッターシリーズ5』  J.K.ローリング
2006-07-17 Mon 20:22
ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団 ハリー・ポッターシリーズ第五巻 上下巻2冊セット(5)ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団 ハリー・ポッターシリーズ第五巻 上下巻2冊セット(5)
J. K. ローリング

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 最新のやつではなく、1年前に出た5巻をやっと読んだ。最近のハリポタって上下巻だけど、佳境に入るまでがだらだらし過ぎて無駄に長い気がする。
 ハリポタ読んでていつも思うんだけど、イギリス人ってデリカシーないな。不遇のハリーをあざ笑ったり、危機一髪だったのに馬鹿にしたり。最初はマルフォイという根性曲がりなライバルとその仲間だけだったのに、最近のシリーズでは村八分。ハリーが英雄的偉業を成し遂げて、わーっと喝采浴びても次の巻ではまた何かが起こって村八分になっている。ハリーのカリスマがなさすぎるんだろうか。また、ハリーを敵視している教師、スネイプの大人気なさも気になる。
 今回の村八分はひどかった。学校だけなら「子供って残酷」といったところだろうけど、メディアやら行政に関わる人も大人気ない。大人の読み手としては、この辺りに子供騙しを感じる。
 それと、ロンの存在意義って何だろうか。仲良し3人組で、ハーマイオニーは秀才タイプ、ハリーはクディッチという謎スポーツの天才プレイヤー、そして英雄の役どころ。ロンは?勉強もダメ、本番にも弱いし、女の子にももてないし、周囲と一緒になってハリーを村八分という卑怯っぷりも見せてくれた。ロンより、ロン兄の双子の方が魅力あるキャラクターのように見えるんだけどな。1巻では3人ともそれぞれ活躍するシーンがあったのに、最近ではロンだけ愚鈍に書かれている。そのくせ寮の監督生になるという疑問。わからないよ、ローリングさん。
 とはいえ、さすが人気の本。話が進展し始めると面白い。児童書なのに結構残虐なこともちらっと書いてあったりする。変に優しい表現にして緊迫感を損なうようなことはしないっていうのはいい。
 ハリポタは7巻で終わりらしい。既に6巻が出ているから、多分来年辺りに終わるんだろう。4巻で、ライバル(セドリックだっけ?)がハリーの身代わりとなって死に、5巻では両親のいないハリーが親代わりと慕うシリウスが死んだ。6巻ではダンブルドア校長が死ぬらしい。ローリングさん、7巻ではハリポタ仲良し3人組の中の誰かが死ぬっぽいことを言っていた。
 私は中心人物が死ぬ本や映画が好きじゃない。そして、最後に主人公が死ぬ話は最も嫌い。この人気小説がどんな終わり方をするのか、ローリング初作だからこそ気になる。
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