元司書による読書備忘録ブログ。思ったことは全部書き、何様気取りの感想だったり平気でネタバレしたりします。
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『ファウストvol.4』  乙一  北山 猛邦  佐藤 友哉  他
2005-05-14 Sat 21:18
ファウストvol4 (講談社MOOK)ファウストvol4 (講談社MOOK)
乙一

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 『ファウストvol.4』を読んだ。すごいんだよ、講談社。乙一、北山猛邦、佐藤友哉、滝本竜彦、西尾維新の5人を「合宿」と称して沖縄に連れて行き、カンヅメで小説を書かせるという企画をしてるの。で、「ライブ小説」とか言って本に載せちゃってるとこがすごい。しかも最後に、東浩紀の評価付き。そんでもって、イラストが舞城王太郎。アンタ小説家じゃん!どんだけ豪華なんだよ。いやはや。
 内容は「上京」をテーマに1篇ずつ書いた短編小説と、5人でリレー小説。すげぇ・・・・。メンバー的に豪華すぎ・・・・。まぁ私は西尾維新はものすっごく嫌いなんだけど。
 「上京」をテーマにした小説は、嬉しいことに東浩紀が乙一(「子供は遠くに行った」)を大絶賛!!!素人目にも乙一が一番良かったもんなぁ。テーマの絡ませ方とかさすが!って感じだし、私の大好きな叙述レトリック使ってるし。話もすごく深かった。
 意外だったのは西尾維新が普通だったこと。この人はいつも、都合のいいミステリーだったり、萌キャラ目指してるような痛々しい女の子が出てくるような、不自然な話ばっかで嫌いなんだけど、今回は普通に面白かった。
 滝本竜彦はいつもと同じにしか見えん・・・・。まぁ彼の場合はあの痛々しさが持ち味になってるんだけど。これも普通に面白かった。
 あとの2人はつまらなかった。
 で、リレー小説だけど。作家は50音順で書いてる。1番手、乙一。素晴らしい!!!でもまあ、無難な設定にしてるなぁ。乙一らしさを出したら、誰もついてけないんだろうか。なんと、ラストが西尾維新なんだ・・・・。ラストに西尾が西尾らしさを出したがために、リレー小説はイマイチ好きになれなかった。
 東浩紀も言ってたけど、乙一は万人受けするけど、西尾は特定のタイプにしか受けないんだよね。私は西尾を嫌いと思う人間だから、やっぱアンカー西尾はちょっと・・・・。あ、アンカー乙一っていうのも読んでみたい気がする。
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『マーリン1 魔法の島フィンカイラ』  T.A.バロン
2005-05-05 Thu 21:52
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海後 礼子

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 児童向けファンタジー。アーサー王伝説に出てくる、魔法使いマーリンの少年時代を想像して書いたもの。
 面白いんだけど、普通の冒険モノだったかな。それにちょっとファンタジーテイストが加わったという感じ。マーリンの神秘的なイメージはあまりなく、少年冒険になってる。この本ではまだ不思議な能力が芽生え始めた程度で、今後の展開がちょっと気になる。
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『QED-百人一首の呪』  高田 崇史
2005-05-04 Wed 20:45
QED―百人一首の呪 (講談社ノベルス)QED―百人一首の呪 (講談社ノベルス)
高田 崇史

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 メフィスト賞受賞作。そこそこ有名な現代推理小説のシリーズ第一巻。タイトルが何かいいんで、前から気になってた。「QED」証明終わり、って。久々に推理モノ読むし、かなり楽しみに読み始めた。
 でもイマイチだったな。かなりお約束。密室、ダイイングメッセージ、変人の探偵、体育会系の刑事、平凡な聞き手、特異体質。事件が始まった時点で、トリックに期待するしかない、と思った。
 百人一首の解説はすごい。すごすぎて読む気がしないくらい。軽い研究書並。百人一首の謎にそこまで裂くか!?と。あんまり事件そのものと関係ないところがまた何とも読んで損した気分に。
 それと会話の時の地の分がものすっごい無駄だらけだった。
 そこそこ続いてるシリーズだし、次を期待してみようかと。
別窓 | [た行の作家]高田 崇史 | コメント:0 | トラックバック:0 |
『空中ブランコ』  奥田 英朗
2005-05-03 Tue 23:36
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奥田 英朗

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 去年の直木賞受賞作品。この本自体はシリーズの短編集。幼稚で変な精神科医の話で、彼を訪れる患者たちの視点で描かれている。
 まさに変人としか言えない先生だけど、患者達はいつの間にかペースに巻き込まれて、治療はしていないのに気付いたら病気が治ってる。パターンだけど、毎回面白かった。
 私は「ホットコーナー」が面白かったかな。一塁にだけ送球ができなくなったプロ野球選手の話。
 ただ、もう一度読みたいとは思わなかった。あー面白かった、で終わり。
別窓 | [あ行の作家]奥田 英朗 | コメント:0 | トラックバック:0 |
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